きょう16日に最終回が放送されるテレビ朝日系ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(23:00～)の囲み取材会がこのほど、同局本社で行われ、脚本を担当した鈴木おさむ、主演・伊藤淳史、篠田麻里子が登場した。

  • 鈴木おさむ

■『離婚しない男』藤原紀香の参戦を振り返る

今作は、藤原紀香が謎多きセクシーな美女・竹場ナオミ役でゲスト参戦したことも話題に。渉の住むマンションの隣の部屋に引っ越ししてきた竹場は、“パイちんパーティー”を繰り広げたり、伊藤演じる渉と事故でキスをしてしまうなど、コミカルなキャラクターでドラマを大いに盛り上げた。

伊藤は藤原との共演について「最初、ものすごく緊張したんですよ。藤原紀香だし! って。会ったら関西弁ですごく気さくで、何よりこの作品をすっごい楽しみにしてくださっていたみたいで、思い切りやらせてもらいました」とニッコリ。事故でキスをするシーンでは「スローで撮ってたんですけど、キスがバウンドしてるんですよ。普通キスってバウンドしないじゃないですか。それくらい紀香さんが積極的にやってくださった。あんなシーンを撮れたのは、紀香さんの前向きな気持ちのおかげだなと思っていて。短い時間だったけど、すごくうれしかったです」と藤原の女優魂を絶賛した。

鈴木氏は、藤原の夫・片岡愛之助から数年ぶりにLINEが来たそうで「『ドラマ最高です。妻がお世話になりました』って書いてあって。俺、何て役やらせちゃったんだ、とんでもない役をやらせてしまった、って。『ありがとうございます』ってただ真面目に返すしかない。ビックリしました」と笑いながら話した。

■『離婚しない男』見逃し配信が絶好調

大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。今年3月31日をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作となっている。見逃し配信は、合計で2,700万回を突破している。

■最終回1時間スペシャル あらすじ

岡谷渉(伊藤淳史)と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかしそこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに。そして渉と綾香の、心寧の親権をめぐる争いの行方は。