シックスセンスラボは3月12日、「男性更年期」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年1月5日~1月8日、40歳以上の男性437人を対象にインターネットで行われた。

4人に1人が「変化」を男性更年期によるものと意識

  • あなたは男性更年期と思われる変化を感じていますか?

「あなたは男性更年期と思われる変化を感じていますか?」と質問したところ、「変化」を「男性更年期」によるものと意識している方は4人に1人で、男性更年期を意識している男性は決して少なくないという結果に。

男性更年期に伴う症状、疲労感・倦怠感が6割以上

  • 男性更年期に伴う症状

男性更年期に伴う症状を複数回答で聞いたところ、「疲労感・倦怠感」が61.6%と半数を大きく超え、「記憶力、集中力の低下」や「性欲の減退、性機能の低下」が続いた。

年代別で感じている症状をみると大きな差は見受けられなかったが、不安、イライラや気分の落ち込みという精神的な症状をあげている世代が40代に多いことがわかった。

4人に1人が疲労感・倦怠感をもっとも気になる変化と回答

もっとも気になる症状を聞いたところ、やはり「疲労感・倦怠感」をあげる人が多く「性欲の減退、性機能の低下」と続いた。

  • もっとも気になる症状

年代別で、もっとも感じている症状をみると、すべての年代で「疲労感・倦怠感」がトップになったが、2番目以降は年代別に差があった。例えば性欲の減退、性機能の低下については50代前半が多く、筋力や身体機能の低下については60代が多くなっている。

いま、マイナスの影響ありが2割強。将来心配が3人に1人も

男性更年期に伴う「変化」や症状が家族にマイナスの影響を与えていないかは、危惧されることだが、いまでもマイナスの影響を感じている人が22%。さらに将来を心配する人も36.8%に達した。影響はないと思うと答えた方は11.4%にすぎなかった。

  • 家族に与える影響

年代別で見ると、現状で家族関係へのマイナスを意識している割合が若年層ほど高いという結果に。同時に将来への不安との答えも多く、世代間の意識の違いを見ることができた。

半数以上が仕事に影響あり。気を遣われていると感じる人も

はっきり「特に影響はない」と答えた人は3人に1人にすぎず、変化を感じて仕事をコントロールしていると答えた人を含めると、半数以上の方が男性更年期の影響を感じているようだった。

  • 仕事への影響

年代別で見ると、若い世代ほど、男性更年期の仕事への影響を感じていることがわかる。働き盛りという職場での状況や男性更年期をいう言葉の広がりが比較的新しいことが理由だとも思われる。逆に影響ないとの認識が年代が高くなるほど増えるという、興味深い結果に。

男性更年期の変化や症状、6割が「対策なし」

更年期の変化、症状に対して「特に対策をしていない」との答えが約6割になった。一方、食事への配慮、サプリメントの摂取、医療機関への相談などの「具体的対策」は5人に1人程度にとどまっている。

  • 更年期症状への対策は