KiteRaは2月29日、「更年期症状を抱える女性の働き方実態調査」の結果を発表した。調査期間は2024年2月14日～16日、調査対象は更年期症状を抱える40代以上の女性会社員、有効回答は600人。

  • 更年期症状を持つことを理由に、会社でハラスメント(嫌がらせ)を受けたことはありますか?

まず、更年期症状を持つことを理由に、会社でハラスメント(嫌がらせ)を受けたことはあるか聞くと、12.8%が「受けたことがある」と回答し、約8人に1人がハラスメント被害に遭った経験があることがわかった。

更年期症状が原因で勤務中に感じることについては、1位「モチベーションの低下」(54.3%)、2位「空調温度が合わない」(51.0％)と続いたほか、「無意識にきつい言い方や高圧的な態度をとってしまった」を挙げた人も20.5%いた。

  • 更年期症状が原因で勤務中に感じることは何ですか?

次に、更年期症状があることを職場に伝えているか問うと、「いいえ」が60.5%、「はい」が39.5%との結果に。伝えていない理由については、「更年期症状に関する制度がないから」が62.0%で最多となった。

  • 職場に更年期症状があることを伝えていない理由を教えてください

更年期症状が理由で、職場で働きづらさを感じたことがある人は44.2%。更年期症状が理由で、退職を検討したことがある人は約5人に1人の18.8%だった。

  • 更年期症状が理由で、職場で働きづらいと感じたことはありますか?

最後に、更年期症状に関して職場ではどのような対応をとってもらいたいか質問すると、1位「休暇制度の新設・整備」(42.3%)、2位「在宅勤務やフレックス制など柔軟な勤務形態」(37.8%)、3位「業務分担や人員の増強」(30.5%)となった。

  • 更年期症状に関して職場ではどのような対応をとってもらいたいですか?