アシロは、「ベンナビ債務整理」が実施した借金に関するアンケート調査結果を2月29日に発表した。同調査は、2024年2月14日〜15日の期間、20歳〜69歳の男女3,000人を対象に、インターネットを用いて行われた。

  • 全体の4人に1人が借金経験を持ち6割以上は20代までに借金をした

借金をしたことがあるか聞いたところ、780人(26.0%)が借金をしたことがあると回答した。男女別で見ると、女性が251人に対して男性は529人となっており、女性と比較して男性の方が借金をしやすい傾向にあることがわかった。

また、借金をしたことがある人に対してはじめて借金をしたのは何歳のときか質問したところ、「20歳未満」「20歳〜25歳」「26歳〜30歳」と回答した人の割合は合計で65.0%となり、半数以上が20代に借金をしていたことがわかった。

特に「20歳〜25歳」と回答した人は全体の36.0%と最多であり、給与が少なかったり、生活のため車を購入すべく自動車ローンを組んだりと、必要に迫られて借金をするケースがあると同社は推測。

  • 借金の理由1位は「生活費の補填」であり半数が貸金業者を利用

また、お金を借りた主な理由について聞いたところ、1位は「生活費の補填のため」(280人)となり最多に。次いで「住宅の購入費のため」(193人)、「車の購入費のため」(180人)と続いた。

またどこからお金を借りたか尋ねたところ、「カードローン・消費者金融」(321人)、「クレジットカードのキャッシング」(181人)となり、46.0%が貸金業者を利用して、借金をしていたことがわかった。

  • 債務整理の認知度は6割強に留まり、多くの人が「任意整理」を検討

次に、「債務整理」手続きについて知っているか調査したところ、「自身が債務整理をしたことがある」、「債務整理をしたことはないが、知っているもしくは検討している」と回答した人の合計は65.4%であり、34.6%は制度自体を知らないことがわかった。

これについて、債務整理の中でもどの制度を使用したか、またはどの制度の使用を検討しているか質問したところ、66.3%が「任意整理」と回答した。

  • 86.4%が「債務整理をしてよかった」と回答

実際に債務整理をした人に「債務整理をしてよかったか質問したところ、86.4%が「よかった」と回答し、満足していることがわかった。

よかった点については、「メンタルに余裕ができた」「毎月の返済を考えながらの生活をしなくて済むようになった。過払い金が多かったので借金が無くなった」「利子分を示談していただき、総返済額が減った。全ての借金がどれだけ残っているか把握できた」という意見が寄せられた。