バスの運転手不足が理由で、運行本数を減らす報道が目立つ北海道の札幌市。他業種より平均年齢が高いなど高齢化もあり、今後はさらに深刻化しそうな様子です。
日々利用する市民の足への影響が大きいですが、それ以外でもその波紋が広がっています。先日、札幌に住むある母親のSNSへの投稿が大きな話題を呼んでいました。
子どもが通っている中学校の来年度の修学旅行がバス手配すると高額になるからと新千歳空港に集合ということになりました
バス運転手の不足で今後はそれがスタンダードになっていくのでしょうかね
(@kotton105910)より引用
この投稿には、「知り合いの方の娘さんの小学校は、前日になってバスが確保できなかった……という理由で、スキー遠足がなくなったらしいです」「昨年うちの息子高校生の修学旅行は新千歳空港に自分で行くか、親の送迎でした。朝5時起きで6時前には空港に連れて行きました」「うちの中学校は最寄のJR駅に集合して皆で千歳空港迄行きました 帰りもJR駅解散」など、同様の事例を紹介する多くの読者がコメントしています。
そして、「現地集合、現地解散なんて未来も見えて来るかも知れませんね……無いか」「学校近くのJR集合にすればいいのでは……とも思いましたがどちらにせよJRは混みそうですね 送迎できる親はいいけど出来ない子は大変そう」「時代の流れとはいえ、修学旅行まで個人旅行の体をなしてきましたね」など、親の負担が大変だという声も寄せられていました。
中には「むしろ新千歳空港まで行く過程で電車やバスの乗り方を覚えるから、現代においては適切なのかも?」「中学生なら千歳空港まで一人で行けよと思いますがね」「札幌から新千歳空港でしょ 中学生なら1人で行けるでしょ……今ってそこまで過保護なん?」という、子どもの自立に期待する意見も少数ながら出ていました。
また「札幌在住の中学生なら1人で空港まで行けるでしょって思われるかもしれないけど、2泊分の大荷物を抱えた100人超の浮かれた中学生『全員』が『時間通りに』『指定の場所に』辿り着くって大変だよ。中学生なら全員がスマホ所持でもないだろうし。親が付き添うのが現実的だよね」。
「どの地域でも今後駅や空港での現地集合は十分出てきそう。だが札幌の場合、千歳までのエアポートやリムジンバスの混雑、送り迎えの場合は渋滞によって集合時間に遅れるという問題も予想される。対応できないケースが増えると修学旅行の廃止もあり得るので難しい問題かもしれない……」など実際の局面や、今後の見通しを考察する読者もいました。
本人は自信あり
大きな議論を呼んだこの問題。投稿したしょーこさんに、少しお話を聞きました。
――修学旅行の行き先はどこなのでしょう。
しょーこさん: 東京と神奈川です。浅草や鎌倉など、歴史のある場所を巡るみたいです。コロナ禍での修学旅行は北海道内だったそうですが、がっかりした子が多かったと聞きました。
JRで函館や東北地方を周遊するのも楽しそうですが、「より遠い場所が楽しい」と子どもたちは思うのですかね。
――ちなみに、お子さん自身はどう思っているのでしょう。
しょーこさん:誰かと一緒に行くから大丈夫! と言いますが、その友達も行き方が分かるのか怪しいです……。結局、誰か親がついて行くことになると思います。
正解は無いのでしょうが、ベターな方法が見つかれば良いですね。皆さんはどう考えますか?
子どもが通っている中学校の来年度の修学旅行がバス手配すると高額になるからと新千歳空港に集合ということになりました💦🛫
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) February 21, 2024
バス運転手の不足で今後はそれがスタンダードになっていくのでしょうかね😥🙄