イー・ラーニング研究所は2月19日、「2024年:新学年の学習についての調査」の結果を発表した。同調査は2024年1月5日から30日の期間、子どもを持つ親または親族に子どもがいる441人を対象に実施したもの。

  • 新学年を迎える子どもに対して期待と不安どちらが大きいか

はじめに、新学年を迎える子どもに対して期待と不安どちらが大きいかを聞いたところ、「期待している」が約7割となり、不安を大きく上回る結果に。

中でも、特に期待されている点としては「新しい学びを得られる点」と「新しい友達ができる点」があげられ、どちらも半数前後の回答が集まった。一方で、不安に感じている点としては、「学習内容のレベルが高くなる点」と「クラス替えにより友達関係が変化する点」が4割以上であった。

  • 新学年を迎える前に子どもにやっておいてほしいことはどれか

新学年を迎える前に子どもにやっておいてほしいことは何かと尋ねると、「生活リズムを整えておく」が6割以上で最も多く、次いで「学習習慣をつけておく」が半数以上で続いた。健康面と学習面での習慣づけが重要であると多くの親が考えていることがわかったという。

  • 新学年を迎える際に子どもにチャレンジさせたいことはなにか

新学年を迎える際に子どもにチャレンジさせたいことを聞くと、「金融教育を勉強する」が半数以上で最も多く、続いて2位「規則正しい生活習慣を身につける」、3位「新しい友だちをたくさん作る」となった。

  • 2024年度の教育業界での動きとして、英語の授業での「デジタル教科書」導入があるが、この取り組みについて知っているか

2024年度の教育業界での動きとして、英語の授業での「デジタル教科書」導入があるが、この取り組みについて知っているかと聞いたところ、「いいえ」と答えた人が約7割であった。多くの親がデジタル教科書の導入について知らないことがわかったという。

あわせて、この取り組みについてどう思うかを質問したところ、78.2%が「賛成」と回答。同社によると「リスニングやスピーキングなど音を学ぶ必要のある英語学習にとってデジタル教材は重要であると認識されていることがうかがえる」としている。