フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、奇跡の生還を果たした母と家族の4年を追った『僕を産んでくれたお母さん ~言葉を失ったママと家族の4年~ 前編』を、18日に放送する。

  • 病床の金山あさ奈さん(手前)と夫・文哉さんと母

約4年前、救急医療を特集するテレビ番組の取材カメラの前に、一人の妊婦が搬送されてきた。出産予定日まで2カ月に迫っていた金山あさ奈さんが、職場で意識を失い、病院へと運び込まれたのだ。

原因は脳出血ですぐにでも手術をする必要があるが、その時おなかには、3人目となる男の子を宿していた。病院に駆けつけた夫の文哉さんは、無事を祈る一方で、「愛する妻を失うのか、まだ見ぬ我が子を失うのか、もしかしたら2人とも…」と不安と闘っていたという。

医師たちは、2つの命を救うための緊急手術に挑む。帝王切開で赤ちゃんを取り出すと同時に、あさ奈さんの開頭手術を行い、懸命な処置により手術は無事成功。1,794gの男の子は早産児のため、新生児集中治療室に運ばれ、あさ奈さんは一命を取り留めた。

しかし、脳に負ったダメージは大きく、あさ奈さんには、右半身のまひに加え、会話や読み書きが思うようにできなくなる障害が出た。以前のようには動かない体、生まれたばかりの我が子に会えない日々…我が家には母と弟の帰りを待つ2人の息子たちも。救急搬送から2週間、言葉も発することができない体で、ようやく我が子と対面できる瞬間が訪れた…。

ある日、突然の病に倒れ、運命に翻弄される3児の母と家族の4年を、上戸彩のナレーションで見つめていく。

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