伊賀市と伊賀鉄道は6日、導入準備を進めてきたJR西日本の「ICOCA」システムに関して、3月9日から伊賀線全線でサービスを開始すると発表した。全国相互利用サービスの対象となる交通系ICカードも利用できる。
伊賀鉄道定期券ときっぷの機能をあわせ持ったカード「伊賀鉄道ICOCA定期券」も導入される。伊賀鉄道定期券区間内で乗降時に各駅のIC改札機にタッチすることで利用できるほか、チャージにより定期区間外への乗越し運賃の精算も可能。「伊賀鉄道ICOCA定期券」と近鉄・JR西日本など他社の鉄道定期券を1枚の「ICOCA」にまとめることも可能。利用者がすでに持っている「ICOCA」に「伊賀鉄道ICOCA定期券」を載せることもできる。
伊賀鉄道上野市駅窓口で販売され、チャージは上野市駅窓口をはじめ、近鉄・JR西日本など「ICOCA」エリアの券売機、コンビニエンスストアなどでもできる。
サービス開始を記念し、3月9日8時から上野市駅前で記念式典を行うほか、市内幼稚園の園児たちが描いた「ICOCA」マスコットキャラクター「カモノハシのイコちゃん」と伊賀鉄道マスコットキャラクター「ふくにん」の絵を車内に掲出するギャラリー列車を運行する予定となっている。