テスティーはこのほど、若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて「キャッシュレス決済に関する調査を実施」し、その結果を発表した。調査は2024年1月15日~1月16日、10代~20代の男女1,367名(10代男女687名、20代男女680名)を対象に、自社保有アンケートメディアアプリ「Powl(ポール)」によるインターネット調査で行われた。
10代~20代の男女1,367人を対象に直近1ヶ月の支払い方法を聞いたところ、「現金とキャッシュレス決済の両方」と回答した人が最も多く、10代で50.8%、20代で55.6%となり、半数の人が日常的に現金とキャッシュレス決済どちらも利用している様子が伺えた。また、「(直近1ヶ月以内は)現金のみ」と回答した人を対象にキャッシュレス決済の利用経験の有無を聞いたところ、「キャッシュレス決済を利用したことがある」と回答した人は10代では67.8%、20代では67.3%と、直近では現金しか利用していないものの、半数以上の人が過去にキャッシュレス決済を利用したことがあることがわかった。
2023年の調査から比較すると、10代では7.5pt、20代では0.2ptのスコア増加が見られた。さらに、利用したことがあるキャッシュレス決済について調査したところ、10代・20代共に第1位は「PayPay」となり、次に10代は「交通電子マネー(Suica、PASMOなど)」、20代は「クレジットカード」と続き、第1位以下に違いが見られた。
次に、キャッシュレス決済を利用している人を対象に、キャッシュレス決済を利用する場所を尋ねたところ、10代・20代共に第1位は「コンビニ」となり、次に10代では第2位が「100円均一ショップ」、第3位が「ドラッグストア」と続き、20代では第2位が「ドラッグストア」、第3位が「総合スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)」となり、順位は異なるもののキャッシュレス決済の利用場所は年代であまり差がないことがわかった。
そして、キャッシュレス決済の利用について不安があるかどうかについて尋ねたところ、「不安がある」と回答した人は10代・20代共に3~4割となった。前回の調査では6割の人が利用に不安を感じていると回答していたところから見ると、普及率が上がりキャッシュレス決済を利用する機会も増えたことで不安を抱く人が減少したと推察される。