ウェザーニューズは1月30日、「花粉症対策調査」の結果を発表した。調査は12月28日~1月3日、ウェザーニュースアプリのユーザー最大1万1,380名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、調査対象者の55%が花粉症。都道府県別にみると、最も花粉症の方の割合が高かったのは「山梨県」で63.1%。次いで、2位「静岡県」(62.5%)、3位「埼玉県」(62.0%)と続き、全国平均の55%を超える県は本州の太平洋側に集中しており、特に関東甲信と東海で60%を超える県が多いことがわかった。
次に、花粉症対策を始める時期について、「飛散開始前」「アレルゲン免疫療法で年単位」「症状が出てから」「何もしない・花粉症ではない」の4択で聞いたところ、「飛散開始前」が29%、「アレルゲン免疫療法で年単位」が2%と、3割以上が事前に対策を始めていることが明らかに。「症状が出てから」という人は29%、「何もしない・花粉症ではない」が40%だった。
都道府県別にみると、最も事前対策への意識が高かったのは「茨城県」、次いで「神奈川県」「奈良県」「高知県」「東京都」と続き、いずれの県も花粉症の発症率が55%を超えており、事前対策の意識も高いよう。一方、事前対策をすると答えた方が少なかった都道府県は、発症率が全国平均以下のところが多い「北日本」や「九州」だった。
性別では、男性よりも女性の方が事前対策をする傾向にあり、年代別でみると、年代が上がるほど飛散開始前から対策をする人がやや増える傾向に。若い世代ほど症状が出てから対策をする方の割合が多い結果となった。
1月24〜25日に行なった調査では、53%の方がすでに花粉を「けっこう感じる」「ちょっと感じる」と回答。一方で、「対策してる」と答えた方は43%に留まった。花粉を感じている人と花粉対策をしている人の割合には10ポイントの差があり、今年は花粉の飛散が例年よりも1週間前後早く、花粉症の発症に対して対策が遅れている可能性も。
また、飛散開始前の花粉症対策いついてフリーコメントで教えてもらったところ、「マスク」が最も多く、次いで「飲み薬」「目薬」と続いた。