JR東日本は、春の期間(2024年3~6月)に運転する臨時列車について発表した。新宿~館山間で運転される臨時列車の特急「新宿さざなみ」に関して、3月16日のダイヤ改正後も「新宿さざなみ1・4号」の一部列車で255系9両編成を使用する予定となった。

  • 特急「新宿さざなみ」はダイヤ改正後も一部列車で255系を使用する予定に

現行の特急「新宿さざなみ」は、新宿駅発着で秋葉原駅、錦糸町駅、船橋駅、津田沼駅、千葉駅などに停車し、内房線経由で館山駅へ向かう臨時列車として運転。土休日の下り「新宿さざなみ1号」・上り「新宿さざなみ4号」は255系9両編成(一部指定席)を使用しており、春の期間も3月10日まで255系9両編成による運転を継続する。

255系は定期列車の特急「しおさい」をはじめ、特急「わかしお」「さざなみ」の一部列車にも使用されたが、3月16日のダイヤ改正で、特急「しおさい」は使用車両をE259系6両編成またはE257系5両編成に変更。特急「わかしお」「さざなみ」も使用車両をE257系5両編成に統一され、255系の定期列車での運用がなくなる。ダイヤ改正後の臨時列車も、特急「しおさい」はE259系6両編成またはE257系5両編成、特急「わかしお」「新宿わかしお」はE257系5両編成(「新宿わかしお」の一部列車はE257系9両編成)で運転予定となっている。

土休日に運転される「新宿さざなみ1・4号」も、ダイヤ改正の使用車両をE257系5両編成としていたが、編成両数を変更する場合があるとのこと。今回の発表で、「新宿さざなみ1・4号」の使用車両は「E257系5両(全車指定席)または255系9両(全車指定席)」とされ、ダイヤ改正後も「新宿さざなみ1・4号」の一部列車で255系の乗車機会が残されることになった。下り「新宿さざなみ1号」は3月16日から新宿駅7時51分発(現行より1分繰下げ)・館山駅10時6分着、上り「新宿さざなみ4号」は館山駅16時2分発・新宿駅18時7分着で運転される。

その他、ゴールデンウィーク期間中の4月29~29日と5月3~6日に下り「新宿さざなみ3号」(新宿駅9時8分発・館山駅11時18分着)・上り「新宿さざなみ2号」(館山駅15時6分発・新宿駅17時12分着)、4月27日と5月3・4日に下り「新宿さざなみ81号」(新宿駅10時35分発・館山駅12時47分着)、4月28日と5月5日に上り「新宿さざなみ82号」(館山駅17時2分発・新宿駅19時24分着)を設定。各列車ともE257系5両編成(全車指定席)で運転される。なお、臨時列車の特急「新宿わかしお」「新宿さざなみ」はダイヤ改正後、現行の停車駅のうち秋葉原駅と津田沼駅を通過とする。