元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が16日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「プロも見惚れる美しき弾道 最強の『ホームランアーチスト』は誰だ!?【フルタの方程式AWARDS】」に出演。“現役No.1”だと思うホームランバッターについて語った。

古田敦也氏

■現役の中でいえば、No.1じゃないかな

同チャンネルの恒例企画「フルタの方程式AWARDS」。今回は、古田氏、星野伸之氏、山崎武司氏、桧山進次郎氏、岩本勉氏で、「歴代最優秀HRアーチスト賞」を決定する。その中で、星野氏と桧山氏の2人が選出したのが、“おかわりくん”こと中村剛也だった。2人は「あの軽く打って(ホームランになる感じ)」(星野氏)、「角度といいね」(桧山氏)とお互いに共感し合いつつ、桧山氏は「あとはなんといっても、あの飛ばないボールのときに(ホームランを打っていた)。入射角というか、ボールに対しての角度がしっかりと入らないとダメなので」と回想した。

すると、山崎氏は「俺、そのとき、おかわりくんに聞いたの。『なんでそんなに飛ばないボール打てるんだ?』って言ったら、『バットの先で打つんですよ』って。先っぽって一番飛ばないじゃん? 『(バットを)振り切れると、遠心力でボールが飛ぶんですよ』って言ってて」というエピソードを披露。「自分なりの解釈としては、いまゴルフとかをやると、ヘッドが返れば、ボールって飛ぶやない? そのことを言ってたんじゃないかなって」「『大きく振るんですよ』って聞いて、(当時は)全然意味わからんなと思って(笑)」と打ち明け、笑いを誘った。

その後、古田氏も「実は、僕も中村です。やっぱり現役の中でいえば、No.1じゃないかなと思って」と発表。また、中村の1771安打、471本塁打という成績について、「おかわりくんがすごいのは、ヒット数が1600くらいでしょ? それで(ホームラン数が)500近いから、ホームラン率が4本に1本くらいなのよ」と感嘆すると、山崎氏は「おかわりは仲間に入ってくれるな。ローズと田淵さんと僕、おかわりは仲間なんですよ。400本打って、2000安打打ってない男たち(笑)」とニヤリと笑っていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。