元プロ野球選手で野球解説者の岩本勉氏が5日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「打者を惑わす“ささやき戦術”の使い手&大事な大事な『出来高払い』攻防戦 【フルタの方程式AWARDS】」に出演。古田敦也氏との対戦時に言われた“ある一言”を振り返った。
■あの古田さんが褒めてくれた
達川光男氏ら数々の名捕手が得意とした“ささやき戦術”。「あんまり喋らなかった。挨拶程度だね」という古田氏に対し、山崎武司氏が「古田さんは一回だけ喋りかけてくれたことがあります。覚えてないと思いますけど」と自身のスパイクにまつわる秘話を明かすと、岩本氏も「キャッチャーの人の声って、すごくありがたいこともあって。僕、それこそ古田さんに声かけてもらったのが……」とそれに続くことに。
岩本氏は「当時、大阪ドームのオープン戦で僕が投げてたんですよ」とヤクルトと対戦したオープン戦のある試合を振り返り、「それで古田さんが凡打して、僕がスリーアウト目で(ベンチに)帰るときに、ちゃっちゃっちゃって走ってきて、『ガンちゃん、球きてるよ! 今シーズンいいね!』って言ってもらったことで、その気になって、シーズンいいスタート切れたってことを覚えてます」と告白。「あの古田さんが褒めてくれた……みたいな」と改めて感動すると、古田氏は「同じリーグやったら言ってないかもしれないな」としみじみと語っていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。