テレビ朝日系では、13日に特番『タモリステーション 緊急検証 2024年年明けを襲った衝撃と奇跡』(20:54~)を緊急生放送する。

『タモリステーション 緊急検証 2024年年明けを襲った衝撃と奇跡』=テレビ朝日提供

■「能登半島地震」と「羽田空港衝突事故」を徹底検証

2024年元日の16時すぎ、最大震度7の大地震が能登半島を襲い、即座に津波が押し寄せ、火災も発生。住宅や道路も崩壊した。その翌日、またも夕方の17時すぎに、羽田空港のC滑走路で日本航空の旅客機と能登への支援物資を運ぼうとしていた海上保安庁の航空機が衝突炎上。日航機の乗員乗客379名は全員脱出できたものの、海上保安庁の乗組員5名が命を落とした。『タモリステーション』では、2日連続で起きたショッキングな出来事を緊急検証、スタジオには地震、航空業界それぞれのスペシャリストを迎え、生放送で徹底解説していく。

■元日に起きた能登地震震度7、大津波警報発表の衝撃のメカニズム

最大震度7を記録した能登半島地震は、海から能登半島にかけて長さ100キロを超えるとされる活断層が連鎖的にずれ動いて発生した可能性があるといわれている。活断層で起きる地震は震源が浅く、陸地にあることが多いため、被害は甚大になり、緊急地震速報が間に合わないこともあるほか、津波が発生すると間を置かずに押し寄せてくる。つまり、さまざまな被害や困難があっという間に襲いかかってくるのだ。今回の能登半島地震は、いったいどのようにして起きたのか。地震はいつ何回起きて、緊急地震速報はどういうタイミングだったのか、津波はどこにいつやって来たのか。番組ではタイムラインを総点検し、そのメカニズムや発生からの動きを解き明かしていく。さらに、輪島朝市火災はなぜこれほどまで拡大したのかにも着目。過去の大地震でも必ずといっていいほど大規模火災が発生しているが、輪島朝市通り周辺で起きた火災がここまで広範囲に拡大したのはなぜなのか。そもそも最初のきっかけは何だったのか。改めて火災現場を取材し、輪島朝市火災の詳細を探る。そして、被災地の“今”も中継リポートする。

■日航機と海保機衝突炎上事故 乗客乗員“奇跡の脱出劇”のすべて

2日には、新千歳空港発羽田行き日本航空516便が羽田空港C滑走路に着陸直後、海上保安庁の航空機と衝突炎上。その後、乗客乗員379人全員が無事脱出した。衝突炎上から、最後に機長が脱出するまで18分。そのうち、乗客のひとりが脱出までの18分のうち8分間を映像として記録していた。番組では、この8分間の映像を徹底解析。コックピットとの連絡が取れない中、9人のCAたちは状況をどのように判断し、乗客をどのように誘導したのか。必死の誘導、90秒ルールの訓練の奏功……CAたちへの取材や乗客の証言も含め、奇跡の脱出劇はなぜ実現したのか、通常、CAたちは脱出についてどのような訓練を受けているのかを明らかにしていく。

【編集部MEMO】
『タモリステーション』 2022年1月、司会者・タモリを迎えて始動した、テレビ朝日の大型特番。これまでに、二度の大谷翔平特集を放送、カーリングの魅力を深掘りしたほか、緊急生放送ではウクライナ侵攻の真実を伝えて反響を巻き起こしてきた。直近では、11月25日に「富士山噴火 その時日本は? ~令和最新! 生活シミュレーション〜」、12月15日に「沸騰する地球~2023気候変動が生む負の連鎖~」を放送した。