元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が3日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「桧山&岩本がフルタの方程式初登場! 豪華ゲストが選ぶコントロール最強投手は?【フルタの方程式AWARDS】」に出演。斎藤雅樹氏について語った。
■スライダーは百発百中
同チャンネルでは今回、年末の恒例企画「フルタの方程式AWARDS」を実施。コントロールが良かったピッチャーについて話すなか、星野伸之氏が名前を挙げたの斎藤氏だった。
通算防御率2.77、180勝96敗という成績を残し、数々のタイトルに輝いた斎藤氏。古田氏は「スライダーは百発百中やったよね」「球種2球種ぐらいしかなかったもんね。真っ直ぐとスライダーで」と称賛しつつ、「ヤクルトもようやられたから、楽しそうにやってはったな、神宮(球場)でも」と振り返る。
また、斎藤氏の攻略法について、「スライダーがいつでもストライクを取れるじゃん?」「だから逆に、バッティングカウントになったら、いかにも真っ直ぐのところでスライダーでピュッと(ストライクを)取りに来てくれたところを、狙って打つしかない感じだった」と回想した。
なお、「2000本打った時にその内訳を調べたら、山本昌が一番で、斎藤さん、桑田(真澄)やったかな。びっくりした。『俺、打ってるんや』と思って」「打ったことはあるけど、そこまで(打った記憶はない)。率は低いと思うけど、対戦多いんで」と明かしつつ、「正直、山本昌は打った記憶あるな(笑)」と冗談めかして、笑いを誘っていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。