JR西日本は、2024年3月16日のダイヤ改正で、赤穂線において利用状況に合わせた運転区間・時刻の見直しを行うと発表した。夜間の1往復を対象に、現行の備前片上駅発着から長船駅発着として運転区間を短縮するとともに、下り列車の時刻を繰り上げる。
赤穂線はダイヤ改正で22~23時台の普通列車1往復が見直しに。糸崎駅20時17分発・岡山駅22時2分発・長船駅22時32分発・備前片上駅22時47分着で運転される上り列車と、備前片上駅23時3分発・長船駅23時18分発・岡山駅23時47分着で運転される下り列車について、運転区間を短縮し、長船駅発着に変更する。下り列車は岡山行の最終列車となっているため、運転を取りやめる備前片上~長船間で最終列車が1時間以上繰上げとなる。
ダイヤ改正後、長船行の上り列車は岡山駅22時3分発・長船駅22時34分着とされ、長船駅までの時刻に大きな変更はない。一方、長船駅で折返しとなる下り列車の時刻は長船駅22時59分発・岡山駅23時29分発とされており、現行の時刻より18~19分繰り上げられる。
なお、現行の下り最終列車は岡山駅で他路線の列車へ乗り換えることができなかったが、時刻の繰上げにともない、山陽本線の下り普通列車(福山行の最終列車)、瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」(高松行の最終列車)および普通列車(宇野行の最終列車)などへ乗り換えられるようになる。