きょう2日に放送されるフジテレビ系バラエティ特番『お笑いオムニバスGP 2024』(18:25~)では、新企画「事務所プロダクションGP~GPGP~」が開催される。
この企画は、今をときめく人気芸人たちが一堂に集い、所属事務所ごとにチームを結成。さまざまなお笑い競技でしのぎを削り、“一番面白いお笑い事務所”を決する。
参加するのは、創業から110年以上、数多くのスターを生み出してきた日本最大のお笑い帝国「吉本興業」、非吉本最大勢力として東京のお笑いをけん引し続ける「ワタナベエンターテインメント」、戦前の浅草演芸シーンで誕生し、数々の実力派を育ててきた名門「マセキ芸能社」、かつてキワモノと呼ばれていた所属芸人たちが今や続々と賞レースを席巻している「ソニー・ミュージックアーティスツ」、ダンディ坂野、小島よしお、スギちゃんら幾多のブームを巻き起こしてきた「サンミュージックプロダクション」。この5大事務所から、それぞれ選りすぐりの精鋭たちがスタジオに集結し、総勢24人の芸人が、レフェリーを務める麒麟・川島明とアンタッチャブル・山崎弘也の進行の下、白熱の戦いを繰り広げていく。
大会の略称「GPGP」については、「事務所」の頭文字は“J”なので、つづりを間違えているのだが、川島いわく「スタッフさんが張り切って“GPGP”のセットを作っちゃったから」、そのまま本番を迎えてしまったのだという。このことからも分かる通り、本大会で繰り広げられるのは、理屈より何より“面白さ”が優先されるお笑い競技ばかり。今回は、かの名曲「マツケンサンバII」に乗せて、出されるお題に対して順番に面白回答を繰り出していくチームバトル「マツケンサンバ俺俺駅伝」と、芸人垂涎の番組オリジナル寿司を、リズムに乗って次々と口に入れ、どれだけ食べ続けられるかを競う「IWGP(いくらでも・わさびを・我慢できる・プロダクション)」という2つのオリジナル新競技が登場する。「マツケンサンバ俺俺駅伝」では自爆発言を連発し、「IWGP」では激闘の末に、笑いの神が舞い降りて――。
川島と山崎のコメントは、以下の通り。
――「GPGP」第1回大会の収録はいかがでしたか?手応えのほどをお聞かせください。
山崎「今回は、一番面白いお笑い事務所を決めるっていうことで、現場も非常にピリピリしてまして…」
川島「してましたっけ?」
山崎「(笑)。とにかく、事務所を背負ってるという、みなさんの意気込みはすごかったですね」
川島「そうですね、これだけのキャリアのある芸人さんたちが、ここまで体を張る企画は、久しぶりなんじゃないですかね。まぁ、若手芸人にはあんまり見てほしくないんですけれども…」
山崎「確かに(笑)」
川島「令和ロマンとかには見てほしくないんですけど(笑)、すてきな大会だったと思います。最後はもう、全員で笑いを取りに行ってましたからね。そのおかげで、奇跡が生まれたり…生まれなかったり(笑)」
山崎「お笑い芸人って、敵と味方に分かれて対決してても、最後はみんなで協力するっていう、助け合いの精神があるんですよ(笑)。事務所対抗といいながら、芸人の絆みたいなものが見えましたよね」
川島「そう、みんなでひとつのゴールに向かってましたから。ただ、何というかもう…江戸時代の笑いでしたよね」
山崎「ハハハ!お侍ちゃんもいたしね(笑)」
――お2人が、今大会のMVPを選ぶとしたら?
川島「僕は、吉村(崇)くんですかね。身を削った発言もありましたし(笑)、何よりも、“セルフKO”の瞬間が素晴らしかった」
山崎「ハハハ!あれはよかったね」
川島「詳しくはぜひ見ていただきたいんですけど、吉村くんは今回、セルフボクシングからの、セルフKO、という名場面を見せてくれまして(笑)。世界のボクシング史上でも、初めてなんじゃないでしょうか」
山崎「自分の意思とは別に、右手だけ勝手に動いてるんじゃないかっていうね(笑)」
川島「吉村くんはいろんな番組でMCもやってますし、芸能人としてのキャリアも上がってきていると思うんですけど、こうして原点に返ったときは、やっぱり強いなと。底力を見ましたね」
山崎「なるほどね。私がMVPを選ぶとしたら…やっぱり、ぱーてぃーちゃんの信子ちゃんと(金子)きょんちぃちゃんかな」
川島「えっ?」
山崎「どの競技にも参加してないっていう」
川島「ハハハ!そういう意味では、あの2人も史上初でした(笑)」
山崎「だから逆に見てもらいたいんですよ、あの2人を。貴重映像ですから」
川島「よく考えたら、ただジャージを着て、かわいく座ってはっただけですからね(笑)」
山崎「バラエティー番組というのは、こういう子たちに支えられて成り立っているんだなと。ぜひ学んでいただけたらと思います(笑)」
川島「はい、乞うご期待です(笑)」
山崎「あとは、もはや言うまでもないんですけど、お侍ちゃんはすごかったですね、やっぱり」
川島「そうですね、今回、全員が拍手で番組を締めくくれたのは、お侍ちゃんのおかげでしょうね…まぁ唯一、ひぐち君は拍手してなかったですけれども」
山崎「ハハハ!なんでかなぁ」
川島「でも本当に、(カンニング)竹山さんも“よくやった!”と喜んでらっしゃったんで、よかったなと。だから、どの事務所が優勝したのかは言えませんけど、MVPはお侍ちゃんかもしれないですね。ただし、もう江戸時代に帰られたということで、仕事のオファーはできないんですけれども」
山崎「(笑)。あんまり長い時間いられないみたいなんでね」
川島「別の時代に長くいすぎると、日本の歴史が変わっちゃうらしいですよ(笑)」
山崎「そうそう、1週間が限界だって言ってた」
川島「(笑)。でもそういう意味では、今回のお侍ちゃんの活躍で、日本のお笑いの歴史が変わったかもわからないですね」
【編集部MEMO】
『お笑いオムニバスGP 2024』では他にも、ツッコミに定評のある芸人たちに連続でドッキリを仕掛け、彼らが「いかに的確に、いかに面白いツッコミを繰り出せるか」を審査する「ドッキリツッコミGP」を開催。前大会優勝者の“レジェンド・オブ・レジェンド”カンニング竹山、ノブ命名“ツッコミのモデルルーム”の異名を持つミキ・昴生、広島弁のブチギレツッコミでおなじみの“ワタナベの絶対的エース”アンガールズ・田中卓志の常連3人に加え、『ぽかぽか』MCの“新・フジテレビ昼の顔”ハライチ・澤部佑、今年の『FNS27時間テレビ』で総合MCの1人として活躍した“どストレートツッコミ”ダイアン・津田篤宏の2人が初エントリーしている。
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