三重県には「お伊勢参り」の道中食として親しまれた名物餅がたくさんあります。なかでも全国的に有名なのは「赤福」ですが、同じく名物餅のひとつであり、丸く平らな形と焼き跡がトレードマークの「へんば餅」はご存知でしょうか。

今回は、マイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!

  • へんばや商店が製造している名物「へんば餅」/公式サイト引用

江戸時代から愛されている伊勢の名物甘味

1775年創業の老舗餅店「へんばや商店」が販売しているへんば餅。名前につく「へんば」は、動物の立ち入りが禁じられた伊勢の神域に入る際に、乗ってきた馬を返した場所「返馬所(へんばじょ)」に由来しており、その近くで食べられていたという歴史があるそうです。両面に焼き色をつけた団子皮にこし餡を包んでおり、定番の10個入りから個包装まで、さまざまなタイプが販売されています。

三重県の人には馴染み深いへんば餅ですが、販売しているのは県内にあるへんばや商店の4店舗のみ。毎年11〜4月までの期間限定でお取り寄せもできますが、地元以外ではなかなかお目にかかれない名物といえそうです。

  • 分けやすい個別包装の「へんば餅」も販売されている/公式サイト引用

SNSではへんば餅について「三重県には赤福よりへんば餅の勢力がそこそこいる」「三重のお餅は赤福だけでなく、へんば餅もおいしいとお伝えしたい」「地元民としては、へんば餅がおすすめなんだけどね。知名度低いけど美味しいんだよねぇ」「めちゃくちゃ美味しいのに伊勢でしか買えない」との声が。「伊勢に行ってお土産1つ選ぶなら、へんば餅めっちゃ推す! 美味しい!!」「赤福はお店で食べるのが1番美味しいし、分けるのには適してないから会社で配るなら『へんば餅』の方がおすすめ」「個包装のへんば餅こそ職場にもっていくべき」など、お土産にはへんば餅の方がおすすめ! という意見も寄せられていました。

これから迎える年末年始に、伊勢神宮への参拝を計画している人も多いはず。ぜひ訪れた際には赤福とあわせて、へんば餅をお土産にしてみてはいかがでしょうか。

トレンドリサーチャー:法政大学 広告研究会
文:OFFICE-SANGA
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部