元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が12日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「千賀滉大“お化けフォーク”の投げ方&MVP男・大谷翔平を語る【ピッチャーズバイブル】」に出演。メッツ・千賀滉大の“お化けフォーク”に抱いた印象を明かした。
メッツに移籍した2023年シーズンは、29試合に先発し、防御率2.98、12勝7敗、202奪三振という活躍を見せた千賀。代名詞である“お化けフォーク”はメジャーでも注目を集めたが、古田氏は「僕らの世代で言うとね、フォークの使い手で一番はたぶん佐々木。大魔神だと思う。あとは野茂」と、佐々木主浩氏と野茂英雄氏を引き合いに出しながら、「フォークで三振をばったばった取る選手がいたけど、千賀くんが出てきてから『さすがにこっちのほうが上だな』って思いましたもん、僕らも」と賛辞を贈る。
この称賛を受け、「いや……」と謙遜する千賀に対し、古田氏は「スピードガンがやっぱり違う。真っ直ぐが155キロ出るから。で、あの高さからの落差があるから」と佐々木氏や野茂氏のフォークよりも“上”だと思った理由を説明。そして、「『これはお化け言うよね』って思ったもん。そりゃ振るもん」としみじみと語っていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。