「年賀状じまい」と聞くと終活のイメージが強いので、40代で年賀状じまいを行おうとしている場合、どのような文を書けば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、40代向けの年賀状じまいの文例を紹介します。また、年賀状じまいを書く際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
40代向け年賀状じまいの文例【プライベート編】
まずは、プライベートで送る年賀状じまいの文例を紹介していきます。
親族宛
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、早いもので私も今年で45歳を迎えます。誠に勝手ながら、これを節目に来年からはどなた様にも年賀状を控えさせていただくこととなりました。
今後は電話やメールなどで連絡させていただけますと幸いです。
またお盆にお会いできるのを楽しみにしております。寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。
知人・友人宛
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私事ですが、来年から新年のご挨拶の場をSNSへと移し、年賀状の送付は本年をもって最後とさせていただくこととなりました。
これからはSNSで定期的に近況報告などできると非常にうれしいです。
今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
40代向け年賀状じまいの文例【ビジネス編】
次に、ビジネス関係の相手に送る年賀状じまいの文例を紹介していきます。
目上の人宛
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私事ですが、昨年よりSDGsを意識した行動を生活に取り入れており、その一環として来年からはどなた様にも年賀状を控えさせていただくこととなりました。
今後はメールにて新年のご挨拶をさせていただけましたら幸いです。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
取引先宛
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
当社では昨年からペーパーレス化の推進により年賀状の送付を廃止しており、私もこれにならって来年からはどなた様にも年賀状を控えさせていただくこととなりました。
今後はメールまたはSNSにてご連絡させていただけますと幸いです。
本年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
年賀状じまいを書く際の注意点
年賀状じまいを書く際に注意すべき点を解説します。
言葉選びに気を付ける
年賀状じまいは、年賀状の送付を止めることの連絡であり、それ以上の意味は含まれていません。しかし、相手によっては、今後の付き合い自体を止めたいと言われていると勘違いしてしまう場合もあるため、言葉選びには注意が必要です。
今後も変わらないお付き合いを続けていきたいのであれば、わかりやすくはっきりと、その旨を伝えましょう。
また、相手を選んでいるのではなく、すべての人に対して年賀状じまいを行っていると伝えることで、「関係を絶ちたいのでは…」という誤解を防げます。
相手との関係性によって内容を変える
親戚や友人といったプライベートな人間関係から、会社の上司・同僚や取引先といったビジネスでの人間関係まで、さまざまな相手と年賀状のやり取りをしている方も多いでしょう。
多くの年賀状を送るとなると手間はかかりますが、年賀状の内容はなるべく相手との関係性によって変えることをおすすめします。例えば、普段からよく会う友人向けの簡素な内容をそのまま目上の人にも使ってしまうと失礼な印象を与える可能性があるでしょう。面倒でも、相手に合わせて内容を使い分けるのが無難です。
今後の連絡手段を忘れずに記載する
年賀状じまいを行う際には、必ず年賀状以外の連絡手段を代替案として記載するようにしてください。それが絶縁状と勘違いされないための最低限のマナーです。
電話番号やメールアドレス、またはSNSのアカウント名など、自分の希望する連絡手段を選んだ上でわかりやすく記載しましょう。また、これらすべての連絡手段を記載して、相手に好きなものを選んでもらうのもアリです。
40代にふさわしい文で年賀状じまいを書こう
40代向けの年賀状じまいの文例を紹介してきました。 40代で年賀状じまいを送る場合、終活を理由にするには少し早いので、そのほかの理由を考える必要があります。本記事で紹介した内容を参考に、ふさわしい文で年賀状じまいを書きましょう。
また、相手に縁を切りたいと勘違いされないよう、言葉選びなどにも注意してください。