元プロ野球選手で野球解説者の小笠原道大氏が8日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【ガッツ注入】岡本だけに頼らない打線の作り方! 巨人前コーチ小笠原期待の若手とは!? 秋広は大谷の肉体改造を学ぶべし! 坂本サード転向は成功する? 【小笠原道大さんコラボ(1)】」に出演。巨人・坂本勇人のサード転向について語った。

坂本勇人

同チャンネルでは今回、巨人で2022年に2軍打撃コーチ、2023年に3軍打撃コーチを務めた小笠原道大氏をゲストに迎えたトーク企画を実施。その中で、来シーズンの巨人におけるキープレイヤーの一人として、小笠原氏が名前を挙げたのが坂本だった。坂本は2023年シーズン、116試合の出場で、打率.288、22本塁打、60打点という、安定した打撃成績を残し、シーズン後半からは定位置のショートからサードにコンバート。来シーズンはサードに専念する。

その坂本について、ラミレス氏が「このタイミングでの三塁手へのコンバートはどう思う?」と質問すると、小笠原氏は「一番(のタイミングだった)というのは言い切れないんだけど」と前置きしつつ、「膝を痛めたりとか、ちょっと前も腰を痛めて戦線を離脱して、リハビリをやったりしているので、まずは1軍で1年間いなくてはいけない。そのためには環境や景色を変えるのも大事なことだと思う」と持論を展開。

その上で、小笠原氏は「(ショートからサードに移ると、一塁への送球の)距離が難しいっていうのを聞いてたんだけど、彼はセンスがあるので。今年の試合で経験しているので、そのすり合わせをしっかり2月3月でやっていけば問題ないんじゃないかな」と太鼓判。ラミレス氏も「まだ老け込む歳じゃないからね。まだレギュラーで、あと3年はできると思う」と期待を寄せていた。

【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。