レッドホースコーポレーションは、「ふるさと納税」に関する調査結果を11月24日に発表した。同調査は2023年9月29日~10月6日の期間、全国20歳以上79歳までの男女659名を対象にインターネットで行われた。
今回は、アフターコロナのリベンジ旅行で人気を集める"コト消費"返礼品(以下 体験型返礼品)の利用実態について調査したという。
はじめに、ふるさと納税を行っている回答者659名中、体験型返礼品を選んで寄附したことがある人は221名(33.5%)となった。ジャンルとしては、「お食事券」や「ホテルや旅館などの宿泊券」が多く、次いで「地域内で使えるお買物券」と続いた。
体験型返礼品を選ぶ際に重視する点について質問したところ、1位は「家族が喜びそうな体験ができること」(46%)になった。次いで、「楽しそうな体験ができること」、「普段できない体験ができること」が続いた。そのほか「メジャーではないがここでしかできない体験」「行ったことのない地域での体験」という回答も。
体験型返礼品に寄附した人を対象に、「実際に利用したか」を尋ねると、173名(78%)が利用したと回答。
また、約55%の人が「地域の美味しいものを現地で食べられた」と、利用して良かった点も回答した。そのほか「地域の人との触れ合い」(34%)、「そこでしかできない貴重な体験」(30%)と、現地ならではの体験をメリットに感じていた。
体験型返礼品で訪れたまちに再来したいか聞いたところ、体験型返礼品利用者の90%が「また訪れたい」と回答した。同社によると体験型返礼品を通して、地域の交流人口だけでなく、関係人口の創出につながることもわかったという。