アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)のキャラクター紹介PVが21日、公開された。

  • 怪物の木こり

今回公開されたキャラクター紹介PVは、冒頭で二宮(亀梨和也)が「あなたはどう思いますか?」と意味深に見る者に問いかける映像から始まり、劇中の衝撃的なセリフの数々と共に、それぞれのキャラクターが持つサイコパス的要素にフォーカスし、キャスト陣が自身の役どころについて語ったもの。さらに本作を鑑賞した染谷将太が「サイコパスに泣かされるとは」とコメントする様子と、先日スペインで開催されたシッチェス国際映画祭のワールドプレミアで観客から拍手が起こった様子も納められ、衝撃のラストへの期待が高まるPVとなっている。

目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわないサイコパス弁護士の二宮は、“犯罪傾向サイコパス”という超危険人物で、演じた亀梨も「一言では片付かないですね。僕の役は本当にどこからどう見てもサイコパスな側面が感じられるキャラクターですね。まずは、車の前にあんな風に立てるということがもうね(笑)」と、冒頭のカーアクションから衝撃的な姿を披露している。

二宮を追う警視庁のプロファイラー戸城(菜々緒)は、“情報分析サイコパス”。事件に固執するあまり周りが見えなくなってしまう一面があり、菜々緒は「いろいろなことに盲目的で、事件に執着するところというのは、ある意味サイコパス要素がすごくあるのではないかなと思っています」と、隠れたサイコパス要素について語っている。

一方で、二宮の本性を知らない婚約者の映美(吉岡里帆)は、一見普通の人間に見えるが、実は“無自覚純愛サイコパス”だそうで、吉岡は「私の役はピュアでまっすぐ過ぎるサイコパスですかね。愛憎と言いますか、憎しみが出た瞬間から愛が増幅するというのは、映美がまっすぐすぎるがゆえのことだなと思いました」と分析。二宮の協力者となるサイコパス外科医の杉谷(染谷将太)は、“快楽追求サイコパス”という真性のサイコパス。染谷も「自分の役は欲求のまま生きる本当にシンプルなサイコパスですね。ピュアに演じることを心がけていましたが、直接的にサイコパスらしい描写が決して多くはなかったので、その中で『この人は裏では相当すごいことしているんだろうな』と観ている方の想像力をかきたてるにはどうしたらいいか、ということを意識しながら演じました」と明かし、二宮とのサイコパスコンビにも注目となっている。

さらに、過去の殺人事件の容疑者・剣持(中村獅童)や、正義感が強すぎる刑事・乾(渋川清彦)、30年前の連続児童誘拐殺人事件の犯人・東間(柚希礼音)ら強烈なキャラクターたちのスリリングな映像が続き、最後には、二宮が「あなたはどう思いますか?」と見る者に問いかける。

三池監督作品を数多く手がける遠藤浩二が音楽を担当したオリジナルサウンドトラックの詳細も明らかに。11月24 日からデジタル先行配信され、12月6日にCD発売される。

【編集部MEMO】
映画『怪物の木こり』(12月1日公開)は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。

(C)2023「怪物の木こり」製作委員会