元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏が6日、YouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』で公開された動画「【巨人】ウォーカーの1対2トレードについて解説します」に出演。巨人からソフトバンクにトレード移籍するアダム・ウォーカーについて語った。

大久保博元氏

2022年シーズンに、124試合に出場し、打率.271、23本塁打、52打点という好成績を残しながらも、2023年シーズンは出場機会に恵まれなかったウォーカー。巨人の一軍打撃チーフコーチを務めていた大久保氏は「打撃に関してのパワーは岡本(和真)よりも上ですから」と太鼓判を押しつつ、「(DH制のあるパ・リーグで)守らないということにおいては、ものすごいチャンスがあるなと感じます」と分析する。

その一方で、「ウォーカーの弱点は、速い球に差し込まれて、低めのボール球に手を出してしまうこと」と指摘し、「パ・リーグはセ・リーグよりもレベルの高いピッチャーが正直多いんですね。そこを克服できるか」と課題にも言及。そして、「この話はたびたびウォーカーにもしてきました」と明かした上で、「もちろん我々が言っていること以上に、本人も気づいてますので、ソフトバンクに行って、王(貞治)会長という野球界のバイブルのような方が指導をしてくれると全然また変わってくるでしょうし、小久保(裕紀)監督というパもセも知っている、酸いも甘いも知っている監督がアドバイスしてくれると、また変わってくると思います。これは楽しみだな、いいトレードになりそうだなと僕は思います」と期待を寄せていた。

【編集部MEMO】
『デーブ大久保チャンネル』は、西武の一軍打撃コーチ、楽天の監督、巨人の一軍打撃チーフコーチなどを務めた、元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏によるYouTubeチャンネル。清原和博氏や愛甲猛氏、広澤克実氏、槙原寛己氏をはじめとするレジェンド選手をゲストに迎えた動画が人気を博しているほか、野球界のニュースや自身の近況についてもトーク。巨人のコーチを退任する際には、原辰徳前監督からの招聘秘話、コーチ就任時の率直な心境を涙ながらに語った動画が注目を集めた(※動画「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」にて)。