LIFULLは11月1日、「大宮と浦和の住まい探しの比較調査」の結果を発表した。調査は、各種統計データや、2022年1月~12月にLIFULL HOME'Sに掲載された大宮区と浦和区の物件等のデータを用いて比較・分析した。
住民基本台帳による月別人口推移によると、2023年10月の人口では「大宮区」が約12.4万人、「浦和区」が16.9万人。人口差はあるもののどちらの区も人口は増加傾向となっており、2012年8月からの伸び率は「大宮区」で111.6%、「浦和区」では114.5%と、ほぼ同水準に。
また、「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング」の首都圏版の結果をみると、賃貸意向は「大宮」が2位、「浦和」が39位、購入意向でも「大宮」8位、「浦和」41位と、いずれも大差をつけて「大宮」に軍配があがった。
続いて、生活利便施設、商業・レジャー施設、教育・学び施設など、駅周辺の充実度を比較すると、「大宮」は78点(100点満点)、「浦和」は77点と、「大宮」が1点上回る結果に。
一方、利用可能な路線数で比較すると、新幹線の利用が可能な「大宮」が15路線、「浦和」は5路線と、こちらも「大宮」に軍配が。一方、主要駅(東京・新宿・渋谷・池袋・上野・品川)へのアクセス時間は、いずれも、「大宮」より都心方面に位置する「浦和」に軍配があがった。
一般的に、都心に近いエリアの方が家賃相場は高いものだが、主に単身者向け物件の家賃相場を比べると、「大宮」が7.5万円に対して「浦和」は7.0万円と逆転。賃料が高水準な駅近、新築物件が圧倒的に多い「大宮」の方が家賃が高い傾向に。
一方、購入ニーズは「浦和」の方が多く、中古マンションの価格相場は「大宮」が3,685万円に対して「浦和」は5,180万円と約1,500万円もの差となった。