American Express International, Inc.は10月24日、「ラグジュアリーショッピング、ダイニング、旅行に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月17日〜29日、世界7つの国や地域の世帯年収5万ドル以上、かつ年1回以上飛行機を利用する成人男女7,400人(米国2,000人、香港400人、その他の国各1,000人)を対象にインターネットで行われた。

ラグジュアリーアイテムの購入ポイントは?

  • 日本人の“ラグジュアリーショッピング”に関する意識

    日本人の“ラグジュアリーショッピング”に関する意識

世界7つの国や地域(日本、オーストラリア、カナダ、メキシコ、英国、米国、香港)において、ラグジュアリーアイテムの購入やレンタルをする際に考慮する要素を聞いたところ、日本では「ブランドが自分の価値観に合っている」(73%)、「高品質な製品である」(64%)、「サステナブルなブランドである」(56%)がTOP3に。特にZ世代・ミレニアル世代では、その傾向がより強いよう。

また、ラグジュアリーアイテムに関する考え方としても、日本は「高価に見えつつもラベルやブランドが目立ちすぎないようにしたい」(65%)、「価値観が合わないブランドからは購入しない」(60%)が上位になるなど、他人に誇示することを目的としない、自身の価値観を尊重する「クワイエット・ラグジュアリー」を重視する傾向が見られた。

外食の相手「家族」が最多、日本では「ひとり」も

  • 日本人の“ダイニング”に関する意識

    日本人の“ダイニング”に関する意識

次に、ダイニングに関する意識調査として「誰と外食することが多いですか?」と質問したところ、日本は、1位「家族」(76%)、2位「友人」(29%)に続き、3位に「ひとり」(25%)がランクイン。世界7つの国や地域の平均では、「家族」(62%)、「大切な相手」(54%)、「友人」(38%)が上位となっており、それと比較しても、日本は「ソロ外食」を楽しむ人たちが多いよう。

また、予約困難な人気店の席を確保するための手段を聞くと、世界7つの国や地域の平均では、上位から「早めに行く」(34%)、「日程に柔軟性を持たせる」(28%)、「通常とは異なる時間帯で食事をする」(23%)という結果に。一方日本では、「通常とは異なる時間帯で食事をする」(36%)がトップとなり、ピークの時間を避けることが最多の手段であることがわかった。

旅行で駆使するお得な「トラベルハック」は?

  • 日本人の“旅行”に関する意識

    日本人の“旅行”に関する意識

次に、旅行に関する意識について「ふだん旅行を計画するとき、どこから旅行のインスピレーションを得ますか?」と聞いたところ、「ソーシャルメディア」と回答した人が7つの国や地域の平均で49%、日本でも45%と多くの割合を占める結果に。具体的には、日本は「YouTube」(58%)、「Instagram」(56%)、「X」(35%)が上位に。

また、世界7つの国や地域の平均では、「朝食無料のホテルを選ぶ」「旅行特典付きクレジットカードを利用する」「旅行者が少ないと思われる曜日や時間に予約をする」など、お得に旅行できる手段「トラベルハック」を84%もの人が駆使していることが明らかに。

日本におけるトラベルハック使用者の割合は50%。特にZ世代・ミレニアル世代では58%と、6割近くにのぼった。