――決勝に進出したメンバーの印象をお聞かせください。

中野:仲いい同期がいて、と思えばニッポンの社長さんとかカゲヤマさんとか、普段からお世話になっている先輩がいて、こんな楽しい夢のようなことがあっていいのかなというぐらいのメンバーになっているので、バトルモードに切り替えなきゃなと思っています。

イワクラ:コロナ禍は舞台袖でネタが見られなかったんですけど、今はもう見られていて、皆さん見ていてすごく面白くてワクワクしたので、こんな面白い人たちと戦えるというのは、すごくワクワクしています。

――決勝メンバーの中で蛙亭さんはバラエティ番組などでも活躍されている売れっ子だと思いますが、忙しい中で賞レースに出続ける大変さは感じていますか?

イワクラ:自分の中では優勝してからがスタートなので。今は自分が好きだから芸人をやらせてもらっている感じで、『キングオブコント』で優勝したら、周りが許可を出して、やっていいよと認めてもらう感じなので、お仕事はいっぱいやらせてもらっていますが、完璧には認めてもらっていないという感覚でずっとやっています。

中野:ネタとかライブがベースにあり、それにプラスでいろいろやらせてもらっていますが、ほかのことでネタがおろそかになるのは違うと思うので、ライブとかもいろいろやらせてもらっていますし、そういった不安はなかったです。例年と同じくらいはやれている気がします。

■「優勝したらツアーをやりたい」 地元で大きなライブも

――決勝への意気込みや自信をお聞かせください。

イワクラ:去年までは「優勝します」って意気込みで言っているだけでしたが、今回は気持ちが一個違う。決勝に行けたらもう優勝できるなという自信と確信があるので楽しみです。(決勝)初出場のときとは全然違います。

中野:確かに初出場と比べたら自信が全然違いますね。今年は本当に取れちゃいそうです。2本どっちからやっても取れるだろうなと。評価をもらうのが楽しみです。「面白かったな~」と言われて、「でしょ!?」って言いたいです。

――優勝後はどうなっていきたいですか?

中野:優勝が一つゴールなので、そのあとはどうなってもいいぐらいです。ツアーやいろいろ楽しいことが待っていて、夢が広がると思いますが、優勝さえできれば何もなくてもいいです。

イワクラ:私は今の言葉と真逆で、優勝からスタートなので、ツアーはもちろんやりたいですし、地元の宮崎で大きなお笑いライブがしたいです。とろサーモンさんが『M-1』優勝されたときも盛り上がったので、地元を盛り上げたいです。

  • 『キングオブコント2023』ファイナリスト10組

(C)TBS