ROOKIEは10月5日、「大手企業に勤めるハイクラス人材」に向けて実施した副業意識調査の結果を発表した。調査は8月24日〜31日、335人(うち約8割が東証プライム上場企業に所属)を対象に行われた。

  • 業界別副業実施率

まず、副業の実施状況について調査したところ、「副業実施中」は9.3%、「過去に実施」は9.0%となり、副業実施率は合わせて18.3%となった。

業界別では、「コンサルティング」「ソフトウェア・通信」の副業実施率が高くなっている。これらの業界は、専門スキルを有し、また社外と関わる経験も豊富なため、副業に取り組みやすい事が考えられるとのこと。

経験社数別では、2社・3社と増えるほど副業実施率が上がる傾向が見られた。複数社での勤務経験が自信となり、副業の心理的ハードル低下に寄与していると想定されるという。

  • 経験者数別副業実施率

副業に取り組む・取り組んでみたい理由について尋ねたところ、「収入を増やすため」が72%で最多となり、次いで「本業では得られない経験を積み、スキルアップするため」が52%で続いた。

  • 副業の目的

副業検討時の困りごとについて聞いてみると、「どのように副業を探せばよいか分からない」(34%)や「自分に合った副業が分からない」(31%)、「どの副業サイトを使うべきか判断が難しい」(18%)といった回答が多く、副業の始め方に悩む人が一定数存在している事が分かった。

  • 副業検討時の困りごと