太陽生命保険は10月6日、滋賀県高島市の「太陽生命くつきの森林(もり)」が、「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」の目標達成に貢献する「自然共生サイト」に認定されたことを発表した。

  • 「太陽生命くつきの森林(もり)」の主な取組み

「30by30」とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようする世界的な目標で、2022年12月にカナダで開催された国連生物多様性条約第15回締結国会議(COP15)で採択された。

「自然共生サイト」とは、我が国において、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。国立公園などの保護地域に加え、生物多様性保全に資する区域を認定することにより、30by30の目標達成を目指すものとなる。

今回、第1回目の「自然共生サイト」認定に関する審査が行われた結果、同社が活動する「太陽生命くつきの森林(もり)」を含む122の区域が、我が国初の「自然共生サイト」に認定された。

「太陽生命くつきの森林(もり)」では、むかし里山林であった森林をフィールドとして、社員によるアカマツやコナラなどの保全活動やビオトープ整備、地元の小学生とどんぐりから広葉樹を育てる「どんぐりプロジェクト」など、生物多様性保全の観点からも有効な活動を展開している。こうした活動が評価され、「生物多様性保全」という観点から重要な区域として認定された。