おしゃれな家の玄関に置いてある『welcome』と描かれたボードや置物。近ごろXでは、そんなオブジェに異論を唱える作品が話題を呼んでいます。

ちょっぴりホラーで面白い置物を制作したのは、Tシャツやキーホルダーなどを多数デザイン・八羽(@aoiwa_88)さん。玄関を開けてすぐに目に入る衝撃の置物に、多くのいいねが寄せられています。

玄関に置くwelcomeのやつの逆バージョンです(@aoiwa_88より引用)

  • (@aoiwa_88より引用)

  • (@aoiwa_88より引用)

「良すぎるな」「笑うwww」といった声が寄せられているこちらの投稿。反響の中には、「センスの暴力! 」「『帰れ』じゃないところがすばらしいです。ちょっと思いつかない」など、オブジェを制作した八羽さんの技量を称賛するコメントもみられます。

そこで、作者の八羽さんに詳しい話を伺うことに。こちらの置物を作ったきっかけや、寄せられた反響に対する感想を聞かせていただきました。

制作者さんに聞いてみた

――こちらの「逃げて」の置物、制作のきっかけを教えていただけますか?

知らない人の玄関前に置いてあった「welcome」という置物を見て、「見ず知らずの私に対しては全然ウェルカムじゃないくせに、軽々しくこんなもの置くもんじゃないよ」と思ったのが最初のきっかけです。

「来るな」とか「お帰りください」よりもっと遠回しで、相手を傷つけずに伝えられる言葉は何かな、と考えた結果、「逃げて」になりました。

――たくさんの反響が寄せられております。率直なご感想を教えてください。

「『帰れ』ではなく『逃げて』なのが良い」という感想がちらほらあり、言わなくてもわかってもらえた、という感じがしてとても嬉しかったです。


心遣いとユーモアを交えたデザインで、多くの人に笑いと癒しを届けた八羽さん。ご自身が運営しているオンラインショップでは、背中になぞなぞが書かれた『なぞが残るTシャツ』や、いろいろな物体にかざすだけで元気に見えるアクリルキーホルダー『なんでも元気になる四肢』など、個性的な品を多数販売されています。

『帰れ』オブジェに心を惹かれた方は、八羽さんのオンラインショップやXで、その他の作品もチェックしてみてはいかがでしょうか?