アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が主演を務める、映画『おまえの罪を自白しろ』(10月20日公開)の対談映像が、公開された。

  • (左から)堤真一、中島健人

    (左から)堤真一、中島健人

同作は真保裕一氏による同名小説の実写化作。ある日、政治家一族の宇田清治郎(堤真一)の孫娘が誘拐される。さらに犯人からの要求は、身代金ではなく「明日夕方5時 までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ」というもので、それは決して明かすことが許されない、国家を揺るがす“罪”だった。清治郎の息子で議員秘書を務める宇田晄司(中島健人)は、家族の命を救うため前代未聞の大事件に挑む。

■中島健人×堤真一が語り尽くす対談映像 『おまえの罪を自白しろ』

今回公開されたのは、中島と堤の対談映像。対立する父子を演じた中島と堤が互いの印象から同作の魅力、俳優としての作品への向き合い方について語り尽くしている。

中島は堤との初共演にずっと緊張していたそうで「クランクインまでビクビクしていた」と振り返りながら「堤さんは、無骨であり強靭な性格の持ち主なんだろうなって、清治郎という役を通してもめちゃくちゃ伝わってきました」と語る。一方、そんな中島について堤は「元気で真っすぐな人。彼の魅力がそのまま役にも反映されているし、その部分を監督が見ていたんだろうなと思う」と晄司との重なりを明かした。

また、20代の俳優として中島が大先輩である堤に役への臨み方を聞くと「役作りなんてしたことない。資料を読んだりするのは自分に安心材料を与えているだけだから」とベテランならではの持論を展開。堤の考えを聞いた中島は「お守り……“役守り”みたいな!」と納得した様子を見せた。

父子でありながら政治家と秘書を演じた2人は、政治家にとっての議員秘書の存在を「マネージャー」(中島)、「共犯者であり、パートナー」(堤)と表現。中島は「マネージャーさんが使っているスケジュール管理アプリで僕も仕事を把握しているんですが、グループと個人の仕事で色分けされているんですよ。それで、晄司のタブレットを見た時にも仕事ごとに色分けされていて、すごい共感したんです」と説明した。

劇中で対立した父子を演じた2人だが、撮影時のエピソードの話になると、馬刺しを送る約束を忘れている堤に対し、中島が「送っていただけないと“罪”ですよ! 息子待ってますんで」と指摘する仲睦まじい一面も見せた。

最後に2人は本作の見どころを力説。堤は「社会派のドラマ要素だけでなく、エンターテインメント要素も強いのですごく楽しめる。一方で、政治の闇が見え隠れするので、主人公はこの先どうなっていくのか……。観た方がどういう感想をもつのか楽しみです」と語り、中島は自らの脇を固める豪華キャスト陣を“映画的レジェンド”と表しつつ、「晄司の正義に見えて実は狡猾なところが一番のポイント」と演じた晄司の魅力を明かす。さらに、「中島健人個人としても、俳優としての次なるフェーズに大きな一歩を進めることができた作品です。スリリングだけど観ると心がスカッとするような作品になっていますので、“罪の自白のその先に何が待ち受けているのか”そこを是非映画館でお楽しみいただけたらなと思います」と締めくくった。

  • (左から)堤真一、中島健人
  • (左から)中島健人、堤真一

(C)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会