Awarefyは10月5日、「メンタルケアに関するアンケート」の結果を発表した。調査は9月26日、全国の20〜60代の社長・CEOを対象にWebアンケート方式で行われ、300件の有効回答を得た。

  • 「心の不調」症状と要因

    「心の不調」症状と要因

「経営者(社長またはCEO)になってから“心の不調”による症状を感じたことがありますか?」と尋ねたところ、47.3%が「ある」と回答。症状については、「夜眠れなくなった」がダントツに多い64.8%。次いで「食欲がなくなった」(30.3%)、「業務ができない日があった」(28.9%)が上位に。

また、「心の不調」にどのような要因があると考えられるかを聞いたところ、「資金繰り」(45.1%)、「将来の見通し」(44.4%)、「業績」(31.7%)が上位となった。

  • 経営者の孤独

    経営者の孤独

次に、「孤独を感じたことがありますか?」と尋ねたところ、44.3%が「とてもある」「ややある」と回答。悩みを相談できる相手や場所があるかと聞くと、「家族」(50.3%)や「友人・知人」(41.7%)が上位に。一方、24.7%の人が「ない」と答えており、経営者の約4人に1人が相談相手がいないことがわかった。

  • メンタルケアの実施状況

    メンタルケアの実施状況

次に、日々のメンタルケアの必要性をどれくらい感じるか尋ねたところ、64.0%が「必要性を感じる(とても+やや)」と回答。また、現在日常的にメンタルケアを実施してるか尋ねたところ、74.3%が「あまり実施していない」「全く実施していない」ことが明らかに。メンタルケアの必要性を感じていても実際に実施している人は少ないよう。

一方、現在日常的にメンタルケアを実施している人に、その内容を尋ねたところ、「運動」(26.0%)、「通院カウンセリング」(16.9%)、「ヨガ・瞑想」(9.1%)が上位に。そのほか、「人と会う」「食事」「読書」「睡眠」「音楽鑑賞」など、多種多様であることがわかった。

また、自身にメンタルケアに関するスキルまたは知識があると思うか尋ねたところ、74.7%が「あまりない」「全くない」と回答。メンタルケアスキルを習得するために、どのような経営者向けサービスがあると嬉しいか尋ねたところ、「カウンセリング」(42.9%)、「メンタルケアアプリ」(31.5%)、「講座・ワークショップ」(29.2%)が上位にあがった。