ピジョンは10月4日、「母乳バンクに関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月8日~12日、20~49歳のプレママ・プレパパ516名、および3歳未満の赤ちゃんを持つ20~49歳のママ・パパ516名を対象にインターネットで行われた。

  • 母乳バンクの認知状況

    母乳バンクの認知状況

「母乳バンク」とは、母乳を必要とする早産・極低出生体重児(出生体重1,500g未満の赤ちゃん)が自分の母親から母乳を得られない場合に、医療機関からの要請に応じ、寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供する施設のこと。

母乳バンクの認知状況について聞いたところ、「言葉も内容も知っている」と回答したママは31%だったのに対し、プレママは約23%に留まった。

  • 母乳バンクに対する抵抗感

    母乳バンクに対する抵抗感

続いて、プレママとママに対し、「もし自分の子どもが1500g未満で生まれ、医師からドナーミルクが必要と判断され利用することになった場合、あなたはどのように思いますか?」と尋ねたところ、8.7%が「かなり抵抗がある」と回答。その割合は、2020年の約16%から減少傾向にあるものの、「やや抵抗を感じる」(46.7%)も合わせると、5割以上の母親に「抵抗がある」ことが明らかに。

しかしながら、母乳バンクの認知状況別にみると、認知者で「抵抗がある」人は約30%と、大幅に少ないことがわかった。

同社では母乳バンクの認知拡大のため、赤ちゃん本舗の協力を得て、全国のアカチャンホンポとアカチャンホンポ オンラインショップにて商品の売上の一部を寄付する「母乳バンク寄付キャンペーン」を10月13日から開始する。