「旅行」と一口に言っても、“旅先で何をしたいか”によってそのスタイルは変わってきます。「月に何度も旅行に行きたい」という場合、やはり気になるのは費用面……。

現在X(旧Twitter)では、「ビーフストロガノフ(@ganoff_HU)」さんが投稿した、こんな旅の節約術に大きな注目が集まっています。

旅行しすぎと言われたので

旅行の回数を増やすには一回あたりに使うカネを減らせばいい、それだけよ

  • 特急・新幹線→ 朝5時に出て鈍行
  • 東横イン→快活クラブ
  • 旅行だから美味い飯→イオンの半額弁当
  • テーマパーク、〇〇園は基本高いから行かない、街を散策して満足する
  • お土産買わない←ガチ重要
  • フリー切符とかでできるだけ安く上げる

このくらいやらないと、当然お金はすぐ枯渇します。

そしてこんなことして何が楽しいの? って人は、多分おれの旅行スタイル向いてないからあきらめるべきだね。 (@ganoff_HUより引用)

「旅行しすぎ」と指摘されたという大学生のビーフストロガノフさん。今回のポストでは、旅行をたくさんするためのコツを紹介してくれました。その大きなポイントとしては、旅行一回あたりに使う金額を減らせばいいとのこと。

例えば……

  • 特急や新幹線を使わずに、朝5時に家を出て普通列車で目的地へ向かう
     
  • 定番のビジネスホテル「東横イン」ではなく、オープンシートや鍵付きの個室のあるネットカフェ「快活クラブ」に泊まる
     
  • 旅行だからと奮発して美味しいご飯を食べるのではなく、スーパーマーケットのイオンで半額セールになっているお弁当を食べる
     
  • 料金が高いテーマパークなどは基本的に行かず、街を散策して満足する
     
  • お土産を買わない(とても重要)
     
  • フリー切符などの割引切符を使い、できるだけ交通費を安くする

これくらい徹底して節約しないと、当然のことながらお金はすぐになくなってしまうといいます。「ここまでストイックに切り詰めたら旅行自体を楽しめない」という意見も出てきそうですが、あくまで好みの問題ですし、当然、ビーフストロガノフさんも無理強いしているわけではないということは押さえておくとよさそうですね。

また、旅のかたちについてもこのようにポストされています。

すごく伸びたのでひとつ。
 
僕は、いろんな旅のかたちがあっていいと思うんです。
テーマパークを楽しむのもアリ、現地の食事を楽しむのももちろんありだと思うんです
ただ、のんびり鈍行列車で流れる景色を見ながら向こうの都市に行って街をぶらぶらする、それも旅行のひとつの形だと僕は思いますね
(@ganoff_HUより引用)

ビーフストロガノフさんは今までの旅行で、こんな素敵な景色を見られてきたとのこと。

貧乏旅でも、こんないい景色が見れますよ〜!! (@ganoff_HUより引用)

  • 北海道の旭川市の高速道からの夕陽

  • 新潟県の笠島付近の海岸

  • 北海道の名寄のひまわり畑

  • 越後湯沢の辺り(冬)

この投稿は大きな反響を呼び、3.6万件のいいねを獲得(10月4日時点)。様々なコメントが寄せられ、タイムラインは大いに盛り上がりました。

「鈍行で全く知らない駅名が呼ばれて皆が降りていくのを見るだけで、違う世界に来ちゃった感あるので鈍行はマジで良いよ」

「快活クラブは目から鱗やったわ その手があったか…」

「すごく分かります 私もこのタイプです! 身の回りの人から『旅行しすぎじゃない?』はよく言われるんです…そりゃたまにはオールインクルーシブで贅沢のんびりもしますが、移動やぶらっと景色を楽しむのも旅行の醍醐味なので 1回あたりの旅費はだいぶん抑えてます」

「一人旅行好きな人はこんな感じの人多そう。なんていうか娯楽ではあるんだが、非日常体験の為の遠出なのでお金をかける必要がない。なんなら隣町に出かけて、行った事ない道を行くのも旅行だ。私は宿泊、交通費をとにかく節約して美味しいものを食べるのが好き」

などといった声のほかに、ビーフストロガノフさんとは違ったスタイルの旅行を好む方からはこんなコメントも寄せられていました。

「自分は真逆だなー。お金の心配するなら半年に1回よりも年1回の旅行を制限なしで好きにやりたいタイプだわw」

「それは楽しいのか…? と思いました 人それぞれですね この手の人、結構増えてて旅行の概念を考えさせられる…」

「それ、ただ遠くまで行ってるだけでは…?? 目的が大きく違うんだろうなぁ。旅先での景色・体験ももちろん楽しみたいけど、素敵なホテルや旅館でのんびりしたり、美味しい食事をいただいたりする為に旅行するんで。人の価値観って色々だなぁぁーー」

「ウチは旅行はお金かける楽しむので真っ向から逆なんだけど、それぞれの楽しみ方があっていいと言うのには全面賛成で」

また、このような分析をしたコメントも。

「多分これが本質的に旅が好きって事で、こういう旅が嫌いな人は旅自体が好きなんじゃなくて、贅沢する事が好きなだけなんだよな」

「これ俺も言われたけど、多くの人にとって、旅行=テーマパークで遊んでホテルで寝て温泉入ってうまいもん食うなんよ。だから旅先で風景を楽しむとか、現地の人と話すのを楽しむとか話しても全く響かない」

「何を楽しみたいのかでお金を使うところが変わってきますね。地元のものを食べたい人、景色を楽しみたい人、テーマパークを楽しみたい人、電車で揺られるのを楽しみたい人etc...」

投稿主さんに聞いてみた

とても反響のあった旅行の節約方法。今回は実際の旅行体験などについて、投稿主のビーフストロガノフさんにお聞きしました。

ーー「旅行しすぎと言われた」とのことですが、どれくらい旅行をされているのでしょうか?

今でも月に数回はツイートのような旅をしますが、大学受験が終わった直後は毎日のように青春18きっぷなどを使って色々なところに行ってました。

ーー特に印象的だった旅や楽しかった旅などがあればお聞かせいただけますでしょうか?

北海道を旅した時は色々な街を見れて楽しかったです。交通の要衝として有名なのに駅前がほとんどシャッター街になっていたり、街の主要産業がなくなって過疎化している街があったり。

駅のある街を出ると20分以上駅がなく、電波も通じない山中を線路だけが走っていることもあるし、かと思えば大量の高校生が駅から乗ってきたり。

地元のまちの様子を生で感じられるのはこういう旅の魅力だと思います。


鈍行で車窓の景色を楽しみながら移動し、街ブラをして旅先の暮らしを生で感じる旅。これはこれで、とても贅沢な時間の使い方ですよね。

どこに重点的にお金や時間をかけるかというのを予めしっかり考えてから旅の計画を立てると、楽しい旅行をさらに楽しめそうですね♪