俳優の浅利陽介が、18日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『相棒season22』初回拡大スペシャル「無敵の人」(21:00~)に出演する。

  • 左から水谷豊、寺脇康文、浅利陽介、栗山千明=テレビ朝日提供

■『相棒season22』、18日スタート

2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”という地位を確立した『相棒』。前シーズン『season21』では、杉下右京(水谷豊)の初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が“五代目”として帰還し、約14年ぶりのコンビ復活が大きな話題を呼んだ。最新作『season22』では、再会2年目を迎える2人が新たなる挑戦へ乗り出す。「初回拡大スペシャル」では、栗山千明が消えた婚約者を捜す女性・上原阿佐子としてゲスト出演することが発表されたが、このたび“元・特命係第三の男”青木年男(浅利)の登場も決定。物語をかき乱してきた“因縁の男”が、久々に『相棒』ワールドに降り立つ。

■初回拡大スペシャル「無敵の人」あらすじ

薫の妻・美和子(鈴木砂羽)が料理教室で知り合った女性・阿佐子は、右京が“和製ホームズ”といわれていることを知るやいなや、婚約者・牧村克実(市川知宏)が2週間前から行方不明であることを打ち明け、彼の行方を捜してほしいと頼みこむ。しかしフリーの記者だという彼の仕事先では、誰もが口裏を合わせたかのように「そんな人間は知らない」と返答し、右京らはさっそく不可解な事態に直面する。その頃、伊丹憲一(川原和久)たち捜査一課は、男性が自宅マンションから転落死した事件の捜査に当たっていたが、被害者は“微笑みの楽園”という宗教団体の信奉者で、何者かに突き落とされた可能性が浮上。失踪と転落死――2つの事件は不気味に重なっていき、特命係は「危険すぎる潜入捜査」に乗り出すことに!? 牧村はなぜ姿を消したのか、そして彼は今どこにいるのか。事件の背後に見え隠れする、怪しい宗教団体との関係とは。やがて、特命係の命懸けの危険な捜査により、それらはすべて日本中を震撼させた大規模テロ事件につながっていることが判明!? 右京と薫は、深層にうごめく巨大な陰謀と対峙することになる。

■青木年男、特命係と遭遇

青木は『season14』第15話にゲストキャラクターとして登場、『season15』からサイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官としてレギュラー入りし、『season17』では一時期、特命係に属していたこともある相棒ファンにはおなじみの人物。『season20』で冠城亘が特命係を去るのと同時に警視庁を退職し、亘の推挙もあって、内閣情報調査室に移っていた。「初回拡大スペシャル」では、牧村の行方を追う特命係と“ある事件現場”でバッタリ遭遇。青木は『season7』第9話をもってサルウィン共和国に渡った亀山薫の存在は知らず、薫もまた青木のことは右京を通して名前を知るのみだったため、2人は初の直接対面。いったいどんな邂逅シーンとなるのか。そもそもなぜ、青木は事件現場に潜入していたのか。上司である内閣情報調査室トップ・社美彌子(仲間由紀恵)の指示のようだが、特命係に勝手な恨みを抱き続け、ひねくれた行動ばかり取ってきた青木の動きに注目だ。