JR九州は25日、西九州新幹線における開業1年間の利用状況を発表した。2023年9月23日の武雄温泉~長崎間開業後、1年間で約242万人、1日平均で約6,600人が利用。前年比188%・2018年比102%(諫早~長崎間の特急「かもめ」との比較)だった。

  • 西九州新幹線「かもめ」。9月23日に開業1周年を迎えた

1カ月ごとの利用人員も公開。開業1カ月目(9月23日から10月22日まで)に19万8,000人(前年比229%)、開業2カ月目(10月23日から11月22日まで)に22万4,000人(前年比192%)、春休み期間を含む開業7カ月目(3月23日から4月22日まで)に21万4,000人(前年比201%)、ゴールデンウィーク期間を含む開業8カ月目(4月23日から5月22日まで)に20万8,000人(前年比188%)が利用したという。

夏休み期間にあたる開業11カ月目(7月23日から8月22日まで)は23万1,000人(前年比192%)で、最も利用人員の多かった月に。開業12カ月目(8月23日から9月22日まで)は20万4,000人(前年比173%)。他の月も18~19万人台の利用状況となった。

西九州新幹線を利用できる通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」は、8月末時点で429人が利用。最も利用人数の多い区間は諫早~長崎間で146人、次いで新大村~長崎間77人、武雄温泉~長崎間72人、武雄温泉~嬉野温泉間48人、武雄温泉~諫早間41人などとなっている。