BIGLOBEは9月14日、「2023年秋の旅行に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月8日~9日、全国の20代から50代の男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。
2023年の秋の旅行について尋ねたところ、15.2%が「すでに旅行の予定を立てている」、47.2%が「旅行の予定はまだ立ててはいないが、旅行をしたいと思っている」と回答した。6割強が秋の旅行に意欲があることがわかった。37.6%は「旅行をしたいと思わない」と答えている。
旅行費用について、高くなっていると感じるか聞くと、国内旅行は「やや感じる」(47.3%)と回答した割合が最も多く、「とても感じる」(29.3%)をあわせると8割近くが「高くなっている」と感じていることが明らかとなった。年代別で見ると、50代が最も高くなっていると感じている割合が多い。
海外旅行では、36.2%が「とても感じる」、33.2%が「やや感じる」と回答し、約7割が「高くなっている」と答えた。年代別では、若い世代より40代、50代の方がとても感じるという人が多かった。
円安が緩和されたら海外旅行をしたいと思うか尋ねると、44.3%が「そう思う」「ややそう思う」と答えた。20代、30代の若い世代では、約5割と半数の人が海外旅行への意欲をしめす結果となった。
前項で、今年の秋に「旅行をしたいと思わない」と回答した人にその理由を聞くと、「費用がかかり、物価高などで経済的に余裕がない」(47.1%)が最も多く、「混雑が苦手」(37.2%)、「旅行に関心がない」(23.1%)が続いた。
観光客が訪れ過ぎて、旅行の満足度が下がったり、日常生活で渋滞など生活に支障が出るなど、オーバーツーリズムだと感じたことがあるか尋ねたところ、観光地・旅行先では、50.2%が「感じたことがある」「やや感じたことがある」と答えた。日常生活では、42.3%が「感じたことがある」「やや感じたことがある」と回答している。
オーバーツーリズムへの対策(観光客誘致と住民生活の両立など、混雑の緩和を図る対策)が必要だと思うか尋ねると、71.0%が「思う」「やや思う」と答えた。