女優の伊藤沙莉、アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人、俳優の織田裕二が出演する、テレビ朝日系ドラマ『シッコウ!! ~犬と私と執行官~』(毎週火曜21:00~)のクランクアップコメントがこのたび公開された。最終回はきょう12日に放送される。
■伊藤沙莉&中島健人&織田裕二、『シッコウ!!』クランクアップ
大森美香氏が脚本を手掛ける今作は、情け容赦なく“差し押さえ”等を行う国家公務員「執行官」を描くリーガルエンターテインメント。ある事情から執行官の世界に飛び込み、犬担当の執行補助者となる吉野ひかりを伊藤が、ひかりを導く執行官の小原樹を織田裕二が、執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介を中島健人(Sexy Zone)が演じる。
約4カ月におよぶ撮影を終え、迎えたクランクアップでは、伊藤、中島、そして織田が万感の思いを吐露。初めてのゴールデン帯連ドラで主演=座長を務めた伊藤は、大きなプレッシャーも抱えていたそうで、時おり涙を見せながら、「小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありました」と撮影を振り返る。そんな伊藤とは何度も共演経験があり、「幼なじみのような存在」と語っていた中島は、「“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです」と笑顔。織田をはじめ、渡辺いっけいや勝村政信といった先輩俳優たちとの共演も大きな経験になったと話した。今作がテレビ朝日のドラマ初出演となった織田は「もういい歳なんで、そろそろ老兵は……なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして……」と、確かな手応えを語った。そんな3人だが、クランクアップ時のビジュアルは一体何のシーンなのか。その答えは最終回で明らかになる。
■最終回では「子の引き渡し」に挑む
小原たちが最終回で挑むのは、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる「子の引き渡し」。娘の碧唯(小野井奈々)と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津大輔(福士誠治)に対し、「子の引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていた妻の凪咲(佐津川愛美)。家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその決定に従わなかったため、子どもを“直接強制”、つまり「執行」し、連れ戻すという困難な案件に執行官室一丸となって挑む。日本は「子の連れ去り天国」とも言われており、「肉親による子どもの連れ去り」は現代社会の大きな問題となっている。小原たち執行官と執行補助者であるひかりたちは、どのように“落着”させるのか。
第8話のラストで小原に「いつか執行官になりたい」と決意表明をしたが、予想に反し、小原に「勧める自信はない」と言われてしまったひかり。果たしてひかりの思いは小原に届くのか。最終回では、ひかりのこの先歩む道もしっかりと描かれる。司法試験の予備試験に臨んでいた栗橋の合否結果、進路にも注目だ。
■伊藤沙莉 クランクアップコメント
自分なりに、小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありましたが、本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました。現場に来るのが本当に楽しみでした。楽しかったです、ありがとうございました!
■中島健人 クランクアップコメント
撮影の約4カ月、すごく学べた日々でした。本当にレベルの高いチームで、日々制作のクオリティーが高く、テンポも良く、もっと頑張らないといけないなと思えた撮影期間でした。織田裕二さんをはじめとした“生きる伝説”たちとも一緒にお仕事ができてよかったですし、幼なじみのような(伊藤)沙莉とも、“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです。最高の経験をありがとうございました!
■織田裕二 クランクアップコメント
この歳にして、すごく新鮮な気持ちです。この格好を最後にさせられるのも、非常に楽しいドラマでした。「もういい歳なんで、そろそろ老兵は……」なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして……また暴れたいと思います(笑)。