フジテレビ系スペシャルドラマ『ミステリと言う勿れ特別編』(9月9日21:00~)に、篠原涼子と塚地武雅が出演する。

  • 篠原涼子(左)と塚地武雅=フジテレビ提供

篠原が演じるのは、整(菅田将暉)とレン(志尊淳)が参加するバイトの主催者・坂巻洋子。バイト会場は、数年前まで学校として使用されていたという旧校舎で、坂巻はこの建物を管理する財団の理事を務めている。坂巻は自己紹介を簡潔にすませると、肝心の仕事内容を説明する前に、「バイト代1万円は全員に必ずお支払いします。今、帰られてもお渡しします」と淡々と話し整たちを驚かせる。

そして、坂巻の秘書・桐江を塚地が演じる。クールで近寄りがたい印象の坂巻とは対照的で、柔和で親しみやすい印象の人物だ。桐江は、体調が悪そうな坂巻を気遣うも怒鳴られるなど、何かにつけて坂巻に厳しく当たられてしまう。それでも何も言い返さず、寛容な態度を見せる桐江に対して、参加者たちは同情を寄せる。

菅田と篠原の共演は初めて。菅田と塚地のドラマ作品での共演は、菅田が主演を務めた『世にも奇妙な物語‘17春の特別編』の1作「カメレオン俳優」以来、約6年ぶりとなる。

また、篠原演じる坂巻の高校生時代を、民放ドラマ初出演となる南琴奈が演じる。

■篠原涼子

――台本をお読みになって

「今度はどんな“ミステリ”なのだろうか、どんな役を演じるのだろうかと、とても楽しみにしていましたが、台本を読んでとても感動しました。読んでいて、自分自身に響くものがとてもありました。きっと、皆さんにも愛する人がいると思います。その人の事を改めて大切にしたいと想(おも)わせてくれる作品だと思います」

――菅田将暉との初共演について

「菅田将暉さんはすごく“久能整”というキャラクターを大切にされているなと感じます。本当にお芝居に対しても、真摯に向き合っていて、“久能整”になりきっておられて、それだけこの作品を背負っておられるんだと思うとこちらも応えたいと感じました」

■塚地武雅

――台本をお読みになって

「謎解きの要素とハートフルな内容。台本を読んでるだけで涙が出ました。その分、自分の役を演じる上でのプレッシャーにもなりましたが、原作、脚本の人物と自分がリンクして共感できて無理なく演じれました。なんせまぁ似てるんです(笑)」

――ドラマ作品、約6年ぶりの菅田との共演について

「連ドラですでに演じてるのもあってか、久能整としてそこに立っていました。“整や~!”と思ったくらい役自体にも華があって。とはいえ、オフの時は菅田くん自身で居て、脳トレレベルのなぞなぞを出してくれてキャスト、衣装、メイク陣も巻き込んで楽しんでました。ドラマでも謎解きをして、撮影の合間にも謎解きをして、ずっーと謎解きしてました(笑)」

  • 南琴奈=同

(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビ