映画『スイート・マイホーム』(9月1日公開)のジャパンプレミアが3日に都内で行われ、主演を務める窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒、磯村アメリ、監督を務める齊藤工が登壇した。

  • 映画『スイート・マイホーム』ジャパンプレミアに登場した(左から)齊藤工監督、磯村アメリ、窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒

    映画『スイート・マイホーム』ジャパンプレミアに登場した(左から)齊藤工監督、磯村アメリ、窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒

同作は神津凛子氏による小説の映画化作。長野でスポーツインストラクターをしている清沢賢二(窪田)は「まほうの家」と謳われた一軒のモデルハウスに心を奪われる。寒がりの妻と娘のために、たった1台のエアコンで家中を隅々まで暖められるというその家を建てる決心をする賢二は、新居が完成し2人目の娘も加わり幸せの絶頂にいた。ところが、その家に越した直後から赤ん坊の瞳に映るおそろしい影や地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘など奇妙な出来事が起こり始める。「家」を取り巻く恐怖の連鎖は家族だけに留まらず、関係者の怪死などに波及し始め、そして予想を超えた衝撃の結末に向けて加速していく。

主演を務めた窪田は、齊藤監督作品への出演について「工さんが監督をやられていることはもちろん知ってましたし、映画の知識や愛は誰よりも強い方。工さんに撮ってもらえる、工さんが描く世界で自由に動くことができるって、すごく貴重な時間だった」と振り返る。続けて、齊藤との共演回数が1番多いという窪田は「若い20代のときにも一緒にやらせてもらって、ちょっと調子に乗った時もあったので、恥ずかしい部分もあったんですけど、そういうことも全部ひっくるめてぶつけられたらなと思ってやらせてもらいました」と力強く語った。

一方の齊藤も、窪田を主演として迎えることにこだわっていたそうで「そこが僕の中でも監督させていただく1つの条件というぐらい。この原作を実写化するなら、清沢賢二を窪田正孝さんが演じてくださるということが、いち映画ファンとしても第一条件だと思っています」と明かした。

そして、窪田以外のキャスティングにもこだわりを持っていたという齊藤。「やはり原作の世界に太刀打ちできるのは生身の人間の表現、表情だったりする。普段俳優をやってるんですけど、もうとても太刀打ちできない域の役者さんが集まってくださった」とキャスト陣を絶賛していた。