ライボの調査機関「Job総研」は、7月31日、「2023年 賃上げとボーナスの意識調査」の結果を発表した。同調査は、2023年7月5日~10日の期間、714人の社会人男女を対象に、インターネットで実施されたもの。
はじめに、2023年の賃上げの有無を聞くと、48.9%が「賃上げあり」と回答。続いて、今夏ボーナスの支給有無を聞くと、58.4%が「ボーナス支給あり」と答えた。
2023年度に「賃上げあり」と回答した349人に賃上げ月収額を調査すると、平均額は1.9万円、中央値が1万円、最頻値が1万円となった。
また、今夏「ボーナスの支給あり」と回答した417人に、支給額(支給予定額を含む)を尋ねると、今夏ボーナスの平均支給額は79.0万円、中央値が60万円、最頻値が50万円だった。
次に、回答者全体の714人に今夏ボーナス額の納得度を問うと、「不満派」が50.5%と過半数を占める結果に。賃上げとボーナスのどちらを希望するかを尋ねると、「賃上げ派」が82.7%、「ボーナス派」が17.3%と、賃上げ派の回答が多数となった。
「賃上げ」を希望する人の理由としては、「賞与は減るが給与は減らない」や「継続的な賃上げは生活水準の維持向上になる」など、給与のベースアップを望む声が寄せられた。
一方、「ボーナス」を希望する人の理由には、「賃上げよりも額が大きいからボーナスの方が助かる」や「ボーナスは額も大きく使い道の自由度がある」など、多額を一度に得ることや使い道の自由度に関する声が顕著だったという。