『ハタラクティブ』は7月31日、「中小企業の働き方改革の実態」に関する調査結果を発表した。調査は5月23~25日、従業員数500名未満の中小企業の働き方改革担当者300人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「働き方改革の実施率」を聞いたところ、「実施している」(79.0%)、「実施していないが、年度内に実施予定/確定している」(5.3%)、「実施していない」(15.7%)だった。

  • 働き方改革の実施率

なお企業規模ごとで見ると、社員数99名以下の企業、100名以上では実施率に大きな違いがあった。

  • 働き方改革の実施率(社員数別)

次に「働き方改革の実施内容」を見たところ、「有休休暇取得の利用促進」(70.8%)、「時間外労働の規制」(68.0%)、「定時退社の促進」(46.2%)と続いている。

  • 働き方改革の実施内容

さらに「働き方改革によって感じられた効果」には、約半数の企業が「従業員満足度が向上した」(50.6%)と回答する。

  • 働き方改革によって感じられた効果

そして「働き方改革の効果測定指標(KPI)」では、「有給休暇取得率」(49.8%)、「時間外労働時間」(40.7%)、「有給取得日数」(36.4%)が上位を占めており、「測定効果指標を置いていない」(15.0%)という企業もあった。

  • 働き方改革の効果測定指標(KPI)