俳優の渡邊圭祐が、31日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『転職の魔王様』(毎週月曜22:00~)第3話にゲスト出演する。
額賀澪氏による同名小説を映像化する同作は、「転職の魔王様」の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。
第3話に出演する渡邊は、大手食品会社に勤める笹川直哉を演じる。笹川は、大学のサッカー部で培った体育会系のノリの良さを活かし、健康食品部門の営業として働く入社4年目。上司のむちゃな要求に応え、取引先との接待では若手として気を配り、場を盛り上げるために身を削ることも少なくない。それでも自らの仕事にやりがいを感じ、会社の利益につながる働きをしていると自負していた。しかし上司はそんな自分の仕事ぶりを正当に評価してくれず、次第に不満を感じるようになった笹川は、転職を考え「シェパードキャリア」へやってくる。
新入社員のうち約3割が入社後3年以内に辞めると言われてきたが、凄腕キャリアアドバイザーの来栖も「とりあえず3年はもはや死語です」と断言するほど、いまや無理をしてまでその場に留まることは美徳とされていない。若手の離職率高さは顕著で、厳しい就職戦線を勝ち抜いたエリートもまた、会社や上司に不満を持ち転職を決意することも。若者が転職をするのは我慢が足りないからだけではない――今回も“転職の魔王様”こと来栖が、迷える求職者が抱える“闇”の本質を見抜き、オブラートに包まない真正面な正論で、笹川の仮面をはがしていく。
■渡邊圭祐(笹川直哉役)コメント
――台本や原作を読んだ際の感想をお願いします。
一人の仕事や人生への向き合い方を深く深く紐解いて、生き方の正解へと導いていくストーリーが、自分にも刺さる言葉が多くあって、非常に面白く読ませていただきました。
――渡邊さんは、演じる笹川直哉をどういう人物ととらえていますか?
べらぼうに明るくポジティブに見える笹川ですが、実は同期や他の誰かと比べて自分を保たないと一人で立つこともできない弱い人間だと思っています。だからこそ、その明るさが根っこからくるものではなく、はりぼての様な脆いものであるよう、話の最初の方は心がけました。自分としては、ノリの良さがあれば社会は渡っていけると信じている笹川の在り方は、間違ってないと思っていますし共感できるものがありました。形はどうあれ、そこで成長できるかできないかが肝だと思っているからこそですが。
――「転職」に関するイメージ、また、もしご自身が「転職」されるとしたら、どういう仕事、生き方を考えますか?
転職は前向きなものであるべきだと思ってます。致し方ないものもあるかと思いますが、そんな時でも次のステージへ向けての明るいものにすべきだと思っています。転職するなら、地元の仙台で友達となにかしらのお店を開いていつまでも学生気分でわいわいしていたいです。
――共演する成田凌さんや、小芝風花さんの印象は?
お二人ともとにかくお優しいです。割と撮影の序盤から参加させていただきましたが、たんたんとボケる成田さんに笑顔以外の瞬間がない小芝さんのお二人の構図は、撮影中も撮影外でも役柄含め空気感が完成されていて、ゲストで入る身として心強かったです。特に成田さんとはスンドゥブの美味い店がお互いに一致したのもあって、生年月日一日違いなだけで似てると思っていたものが、現実味を帯びてより距離を近づけることに成功した気がします。
――第3話のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします!
笹川の苦悩を通して、今の環境に対して疑問を抱く方に、自分の在るべき姿を見直すきっかけになる話になっているのではないかと思います。個人的に来栖さんの言葉がものすごく心に突き刺さる回でした。また、来栖さんの過去が少し見える回ですのでお楽しみに。