歌人の俵万智氏が26日、文化放送のラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ!』(毎週月~金曜13:00~)に生出演し、きたろうが詠んだ短歌の添削秘話を明かした。

  • 左から俵万智、大竹まこと、砂山圭大郎、壇蜜、きたろう =文化放送提供

「(自分の短歌を)万智さんに添削してもらったんです。歌人にね。光栄ですよ」と切り出したきたろう。きたろうが詠んだ短歌は「花束をもらってうれしい年になり ひと笑いとって今日が過ぎる」で、俵氏は「花束をもらってうれしい年になり オールアップの今日が過ぎ行く」と直した。

これについてきたろうが「『過ぎる』と『過ぎ行く』、どう違うの?」と尋ねると、俵氏は「五七五七七の結句が七で終わるというはすごく大事なんですね。字余りや字足らずというのもありますが、特に結句は七でピタッと着地したほうが決まるので。それで『過ぎ行く』としました。でも上の句はとても素敵だと思いました!」と説明。

さらに、「『花束をもらってうれしい年になり』というのは、そうじゃなかった年齢もあった、というのが伝わりますね」「花束をモノサシに自分の年齢を振り返るというか。そういう考えがすごくいいと思いました」と褒めていた。