MS-Japanが運営する「MS Career(エムエスキャリア)」は、「人事・総務の求人トレンド2023上半期」に関する調査結果を7月26日に発表した。調査は2023年1月〜6月の期間、人材紹介サービス「MS Agent」に登録のあった人事・総務の求人を対象に行われた。
2023年上半期に募集された人事・総務の求人について、下限想定年収の平均は480.7万、中央値は450万で、400~599万を下限に設定した求人が最も多く、全体の57%を占める結果に。
また2022年下半期と比較すると、下限想定年収の中央値は変わらず、平均値が前年比101.8%で8.6万円上昇したことがわかった。
求人募集業種は、「IT・通信業界」が27%で最も高く、次いで「製造業」が23%、「サービス業」が21%と続いた。また2022年下半期と比較すると、コンサルティング業界の割合が2%増加し、全体の7%となっている。
また、人事領域で最も多く求めたスキルは「労務」経験で、全求人の3割という結果に。次いで「採用」スキルが29%と続いた。
「採用」で求められるスキルについては、「中途採用」が最多の80%という結果に。次いで「新卒採用」(62%)、「採用計画」(41%)が続いた。
「労務」で求められるスキルとして、最多だったのは「給与計算(100〜499人)」と「社会保険手続」が同率最多の54%、次いで「勤怠管理」(49%)、「給与計算(500人〜)」(41%)が続いた。