エヌエヌ生命保険は、楽天インサイトと共同で実施した「中小企業経営者の夫を支える妻の本音調査」の結果を7月12日に発表した。調査は2023年5月26日〜31日の期間、中小企業経営者を夫に持つ妻263名を対象にインターネットにて実施したもの。
経営者の妻になったときの心境に対し、「経営者の夫を応援したい気持ちだった」(38.0%)が最も多く、次いで「生活が安定するのか将来について不安な気持ちだった」(33.1%)、「経営者の妻として責任を感じた」(18.6%)と続いた。「社長夫人になれたと嬉しい気持ちだった」はわずか1.9%だった。
経営者の夫を精神面で支えていると思うかと尋ねたところ、63.1%が「はい」と答えたのに対し、健康面で支えていると思うかとの質問には「はい」(74.1%)が11.0%高くなる結果に。
年代別でみると、70代の妻は「精神面で支えていると思う」(90.0%)「健康面で支えていると思う」(95.0%)、60代の妻は「精神面で支えていると思う」(69.6%)「健康面で支えていると思う」(89.1%)と、年代が上がるにつれて他の年代よりも割合が高くなる傾向がみられた。
夫について本当は不満だけれど我慢していることを尋ねると、「特にない」(47.5%)に続いて、「家事を手伝わない」(19.4%)、「家族サービスが少ない」(13.7%)、「家族のケアをしない」(12.5%)と続いた。
また、家庭での家事分担を尋ねたところ、妻側は「主に洗濯」(93.5%)、「主に料理」(90.9%)、「主に掃除」(89.7%)との回答がみられ、夫が行っている家事で最も多かったのは「主にゴミ出しをする」(31.6%)だった。
家庭で決定権・財布のひもを握っているのは誰かと尋ねたところ、決定権を握っているのは「夫」(66.5%)、財布のひもを握っているのは「妻」(55.5%)が最も多い結果に。
さらに、家庭内のそれぞれのポジションを役職に例えて尋ねると、夫は「社長」(61.6%)、妻は「部長」(26.2%)が最多で、妻(自分)よりも夫のポジションを上位として答えたのは約8割だった。
夫について、会社や普段の生活で心配していることを質問すると、「会社の経営は順調か」「ストレスを発散できているか」(各43.3%)に次いで、「健康な食生活が送れているか」(39.9%)、「睡眠が取れているか」(31.6%)と続いた。
また、夫を愛しているか聞いたところ、約7割(72.6%)が「はい」と回答。また、夫から愛されていると思うかという問いに対しても、約7割(73.8%)が「はい」と回答。
そこで、生まれ変わってもまた夫と結婚したいか聞いたところ、「どちらでもない・わからない」が最多で40.7%、「はい」と回答したのは約4割(39.2%)となった。