大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」は7月10日、「大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2023年度)」の結果を発表した。調査時期は4月、調査対象は全国の35~59歳の日本人女性、有効回答は2,826人。

  • 女性特有の健康問題・症状にどう対処していますか?

まず、女性特有の健康問題・症状にどう対処しているか聞くと、「自分で対処(セルフケア)も医療機関などの利用もしていない」が40%、「主に自分で対処し医療機関などは利用していない」が19%と、計59%が医療機関などを利用していないことがわかった。

続いて、定期的に婦人科検診を受診してるか尋ねると、39%が「していない」、37%が「定期的に受診している」、24%が「不定期だが受診している」と回答。受診しない理由としては、「必要性を感じていない」(31%)、「費用が高そう・費用が高いから」(24%)などが上位に入った。

  • 定期的に婦人科検診を受診していますか?

かかりつけ婦人科医がいる人は全体の42%で、過半数以上の人がかかりつけの婦人科医がいないことが判明。一方、「婦人科・婦人科医」に対するイメージを問うと、かかりつけ婦人科医がいるいないに関わらず、9割近くが「もっと身近であってほしい」と考えていた。

  • かかりつけ婦人科医がいますか?

次に、女性ホルモンに関して知識があるか調べると、70%が「知識がない」と回答。それに対し、女性ホルモンの知識がある人の方が、知識がない人よりも生活習慣において積極的に行動し、健康食品なども上手く活用していることが明らかになった。

  • 女性ホルモンのための対処・対応として行っていることは?

さらに、企業は女性の健康のために取り組みを行っていると感じるか質問したところ、「あてはまらない」「あまりあてはまらない」の合計は75%に上り、「多くの女性が職場環境における女性の健康に関するサポートが不足していると感じている」結果となった。

  • 企業は女性の健康のために取り組みを行っていると感じますか?