MMD研究所は7月11日、「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月23日~26日、18歳~69歳の男女6,733人を対象に、インターネットで実施した。
QRコード決済を利用している6,733人(中国のQRコード決済サービス、その他は除く)に、メイン利用しているQRコード決済で最も利用しているチャージ方法や連携方法を聞いたところ、「クレジットカードとの連携」が23.2%と最も多く、次いで「ATMでの現金チャージ」(16.7%)、「銀行口座からのチャージ」(14.5%)となった。
利用上位4サービス別に見ると、PayPayは「ATMでの現金チャージ」(25.8%)、楽天ペイは「クレジットカードとの連携」(44.3%)、d払いは「クレジットカードとの連携」(43.7%)、au PAYは「クレジットカードからのチャージ」(29.7%)が最も多く、サービス別でチャージ/連携方法が異なることがわかった。
現在利用しているメインのチャージ/連携方法が利用できなくなったら、メイン利用のQRコード決済の利用をやめるか聞いたところ、30.4%が「他のQRコード決済に乗り換える(メイン利用をやめる)」、26.9%が「QRコード決済自体の利用をやめる」と回答した。
他のQRコード決済に乗り換えると回答した人に、乗り換え検討先を聞くと、「楽天ペイ」(32.1%)が最も多く、次いで「PayPay」(24.9%)、「d払い」(15.1%)となった。
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつメインのチャージ/連携方法がクレジットカードの人に、QRコード決済に紐付けているクレジットカードの種類を聞いたところ、「QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカード」を紐付けている割合は、PayPayが46.9%、楽天ペイが68.4%、d払いが79.8%、au PAYが55.8%だった。
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつQRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人に、その理由を聞くと、4サービスともに「よりポイントが貯まるから」が最も多かった。PayPayとd払いは「同一会社でまとめたいから」、楽天ペイとau PAYは「普段利用しているクレジットカードだから」が多い。
QRコード決済4サービスのメイン利用者かつ利用しているQRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている人にその理由を尋ねると、PayPay、楽天ペイ、au PAYは「クレジットカードのポイントを貯めているから」、d払いは「普段利用しているクレジットカードだから」が最も多かった。