女優の高橋ひかるが主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハレーションラブ』(8月5日スタート 毎週土曜23:30~)の新たなキャストが9日に発表された。

『ハレーションラブ』

今作は、2022年の大学生だった当時に「第22回テレビ朝日新人シナリオ大賞」で大賞を受賞した新進気鋭の脚本家・若杉栞南氏によるオリジナルドラマ。主人公は高橋演じる、平和な街で亡き父が残した写真店を母と営む女子大生・深山朱莉。ある日、普段は見かけない年上の男性・浅海恭介(眞島秀和)が写真店に訪れ、1本のフィルムの現像を依頼する。そこに映っていたのは朱莉にも見覚えのある“あるモノ”。時を同じくして15年ぶりに幼馴染の男の子・藤原昴(一ノ瀬颯)と再会するが、この2人が出会った頃から街では不穏な事件が次々と起こり始める。やがて自分が信じてきた街と人の嘘が暴かれていき、街中でひた隠しにしてきた15年前の事件の真相につながっていくことに。そこにはおぞましくも哀しい物語が秘められていた。

星合台で育ち、地元を離れることなく実家が営む自動車整備工場「ハシモトモーター」に就職し社員となった橋本隼人を演じるのは、栁俊太郎。感情を表に出すのが苦手で、一見何を考えているのかわからない橋本は後々どんな素顔を見せていくのか。同じく星合台で生まれ育ち、実家がお金持ちで何不自由なく暮らしながら朱莉の通う大学の学生課職員として働く槙田柚生を演じるのは、吉村界人。吉村は、明るく面倒見が良く、朱莉にも親切な一方で、女好きというキャラクターとなっている。

濱田マリが演じるのは、朱莉の母。夫が残した写真店「ミヤマカメラ」を経営が厳しいことから一度は畳むことも考えたが、工場でのパートを掛け持ちしながら朱莉と続けることを決意する。娘と仲睦まじく暮らしながらも、ある心配なことも。星合台の外からやって来た探偵・小田桐真美を演じるのは内藤理沙。浅海が星合台にやってきた同じ頃に街に現れ、朱莉に浅海について探りを入れてくるのだが、その目的や雇い主は謎となっている。さらに、朱莉と同じ大学に通う友人・三原椎奈役を演じるのは川瀬莉子。好奇心旺盛で少し毒っけもありながら、朱莉が心置きなく付き合える良き友人に挑む。

浅海と昴が現れた頃から街では衝撃の事件が次々と起き始め、朱莉も翻弄されていくことになるが、それまではいたって平和な街だった星合台。その一役を担っていたのが、かつて街の交番に勤務していた元巡査の加賀武と、父の後を追って警察官になり、現在街の交番に勤務する巡査・加賀孝之の親子だ。そんな頼もしい親子の父・武を演じるのは、嶋田久作。巡査として引退後も街でボランティア活動をするなど真面目で人望も厚い人物を体現していく。そして息子の孝之を演じるのは猪塚健太。父が守ってきた街を引き継ぎ、人々に信頼され、その端正な姿と愛嬌で父以上に地元に愛されながら街のために奔走する巡査を演じる。

登場する人物は皆、一見とても穏やかなごくごく普通の人たちだったが、その様相はやがて一変。次々と街を襲う不可解な事件の裏で、誰もが怪しく見えてくる!? この街の人たちは一体何を隠しているのか。