アデランスは6月28日、毛髪診断士によるサウナが及ぼす髪と頭皮への影響について公開した。
サウナは、血行の促進など髪に良い影響を及ぼす側面もある一方で、適切な対策を取らないと髪や頭皮のトラブルを引き起こすこともあるとのこと。
まず、銭湯や温泉施設などにある一般的なドライサウナではおよそ70℃〜100℃、湿度20%以下と、高温かつ乾燥している状態にあり、高温のドライヤーを当て続けている状況に該当するという。
人によっては、頭皮が乾燥する事によるバリア機能の低下でかゆみの発生の原因となるとのこと。
湿度が低く乾燥した場所に長時間いると、徐々に髪に含まれている水分が減少し、最終的に髪の内部で水分が不足した状態になる。髪は乾燥する事できしみやすくなるほか、静電気を帯びやすくなるため、髪をまとめようとブラッシングをしても広がってしまうという。この傾向は、水分を保持しにくいくせ毛や細毛の人に強い影響がある。
一度トラブルを抱えた髪は、様々なトラブルを引き起こす要因となるため、サウナの髪トラブルにおいては入る前の対策も重要となるという。
サウナ前はシャンプーを使わずお湯洗いにすることが重要。まずはお湯で頭皮の汚れを浮かすように頭皮全体を優しく洗い、シャンプー後はなるべく早く髪を乾かし、キューティクルを閉じるためにドライヤーで冷風を当て、引き締めるのがおすすめ。
サウナ中は、タオルで髪を覆う事で乾燥や熱からガードすることがポイント。少量のヘアオイルをつけてから入ると、髪がオイルでコーティングされるため、さらに乾燥や熱のダメージを防ぐことができる。
サウナ後は頭皮をしっかり洗い、頭皮を保湿することが大切。毛穴を詰まらせないために、泡で洗うことを意識して頭皮をしっかりと洗うことが重要となる。